かかとにサックリ刺さった尖ったソレは、痛みよりも
その大量の血にショックを受ける。
懐かしい痛い思い出は、マキロンをかけても
痛みがなくならなかった事。
蜻蛉の羽だけがどうしても欲しかった事。
鉄棒の鉄臭い匂い。
ママのパックがしてみたくって、何故か
オブラートを水にとかして、顔にぬったことw
幸せだけしか、来なかった時期が過ぎると
誰もが通過する嵐に入った事。
今だから、嵐すらも甘酸っぱい思い出。
でも、すこしキツかった、とは誰でも思う事か。
平凡な少女が平凡な女になって
まだ自分の中で荒れる少女の為に書く小さなお話です。