アポロ13は月面着陸を果たせず地球に帰還した。奇跡的な出来事に違いはないのですが、いわば失敗(事故)からの生還は何故可能であったのか? このことからの学び、いわば「現実課題の解決」を成し遂げた諸条件や手法に迫りたい。
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「アポロ計画に関わった人間の大多数が、最も誇りに思っているのは、月面に初めて着陸した11号ではなく、13号だと答えるだろう。13号では本当に仕事をしたと感じ、給料に見合う仕事をした」
──アポロ計画全体のフライト・コントローラーを担当したジェリー・ボスティックの言葉(映画パンフレットより)