主にバックローデットホーンと呼ばれる構造の独創的スピーカーを大量に設計した自作スピーカー界の偉人。そのためか一部のハマった人々は信者と言われ、長岡教とまで言われる。しかし、それは蔑称というよりは賞賛なのかもしれない。なんたって普通物事を好きになっても「宗教」とまで言われるには並大抵ではすまないのだから・・・
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長岡さんの偉業の一つに「長岡流自作スピーカー」を設計・発表したことがあげられる。(むしろこちらの方がファンが多いかもしれない)晩年は小口径スピーカーユニットで豊かな再現力を持つ(と言う 私は実際の音は聞いていないので(苦笑))ユニークなスピーカーシステム「スワン」シリーズで好評を博したが、私がオーディオに目覚めた中学生の頃の長岡スピーカーの主役は「バックロードホーン」だった。
うちの奥さまにもわかるように簡単に説明すると(笑)、バックロードホーンとはスピーカーの「箱(エンクロージャー)」の一つの形のことだ。
ステレオの(オーディオ用の)スピーカーをよく見ると 四角い箱に「穴」が開いていない「密閉型」と「穴」の開いている「バスレフ型」が主流である。どちらも低音を出すために工夫された形なのだが、まったく別の方法で低音を出すように設計された「箱」の一つにこの「バックロードホーン」型があるのだ。スピーカー・ユニットの後に出た音を(スピーカーは振動する時前だけでなく後にも同様の振動(音)を出す) 反転・拡大し、正面にもってきて豊かな低音部を引き出すのがこの方式だ。(すごく大ざっぱないい加減な解説で これではうちの奥さまもワカランなぁ(笑)。
ちゃんと詳しく知りたい人は 関係サイトを探して見てね(笑))
この「バックロードホーン・スピーカー」は海外の大型スピーカーなどが有名だったがもちろん値段も高く学生の手の出るモノではない。当時(20年前)はビクターやコーラルなどの国内メーカーも発売はしていたが、その構造の複雑さによる手間のかかる製品は一般的ではなかった。
「ならば!」自分で作ればいいのだ!と長岡さんは市販のスピーカーユニットを使った「バックロードホーン」を作って見せてくれたのだ。
その存在感たるや どんな音がするかわからないのに(笑) 「オーディオ少年」の私を夢中にするのには十分だった
===関連コミュ===
自作DAC友の会。
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自作オーディオアンプの会
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