万全の健康を維持する神経伝達物質「セロトニン」は実は自分自身の体のなかにあります。
加齢とともに減少しますが、生活の習慣を変えることで充分体内で活性化することができます。その方法をみなさまにお伝えし、さらにやる気が出る「ドーバミン」。血圧を下げ、不眠に効果的「メラトニン」についても記述していきます。
これを読み、実践することでいつまでも若々しく健康な身体をキープしましょう。
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はじめにセロトニンを増やす方法(生活習慣)をお教えいたします。
1.早寝、早起き生活を心がける
陽の出ている日にセロトニンは体内に分泌されやすく、睡眠中は分泌が少なくなる傾向があります
。これは生活習慣のなかでは『日中に活動し夜は寝る』と言うもので、この規則を守ることがセロトニン神経の活性化つながるといわれています。
2.太陽の光を浴びる
セロトニンは、睡眠ホルモンであるメラトニンと相対する性質があります。
セロトニンは脳を活発にし、メラトニンは緊張、不安、睡眠などにに作用します。
メラトニン分泌時、セロトニンの分泌はすくなく、逆にセロトニンが多く分泌されている
間はメラトニンの分泌は少なくなります。
太陽の光を浴びると、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が低下し、セロトニンの分泌が活発化されるのです。
ですから、昼夜逆転の生活をしていたり、日中部屋の中にばかりいると、
セロトニンとメラトニンの分泌のバランスが崩れ、不眠症になったり、うつ病になりやすくなったりしてしまうのです。
毎朝日光を浴びることは、健康促進な生活パターンを整えることにもつながります。
3.テンポのあるリズム運動でリフレッシュする。
ある一定のリズムを刻む運動を反復して行うことがいいとされます。
『ウォーキング、スクワット、腹式呼吸、フラダンス』など、リズムの良い運動を継続して続けていくことが、セロトニン神経の活性化に役立つとされています。
少なくとも10分以上行うと良いでしょう。
4.食事はよく噛むこと。
最近の若い人たちの顎は細く、見るからに弱そうです。
固いものを噛む習慣がないこともありますが、よく噛む(咀嚼:そしゃく) も、一定のリズムを伴った運動であるといえます。この運動はセロトニンの活性化に役立ちます。
次回は私がヨガで培った丹田呼吸法を紹介いたします。