菅井円加
ローザンヌ国際バレエ
菅井円加
すがいまどか
神奈川県厚木市在住
私立和光高2年
佐々木三夏バレエアカデミー所属
3歳からバレエを習い始めた
【ローザンヌ(スイス西部)伊藤智永】若手バレエダンサーの世界的登竜門であるローザンヌ国際バレエコンクールで4日、神奈川県厚木市出身で和光高校(東京都町田市)2年の菅井円加(すがい・まどか)さん(17)=佐々木三夏バレエアカデミー=が1位に選ばれた。現代舞踊賞も受賞した。
DVDによる審査で19カ国から79人(日本は最多の19人)の15〜18歳のダンサーたちがローザンヌに集まり、4日間の合同レッスンに参加。21人(日本人は男1人、女4人)が4日の決勝に臨み、満場の観客を前に古典バレエと現代舞踊の両方の演技を競った。
同コンクールの入賞者(1983年)で、審査員を務めた世界的バレエダンサーの吉田都さんは「菅井さんは練習の時から反応が早く、エネルギー、表現、ダイナミックな動き、音楽の使い方、古典と現代のバランスなど、すべてにおいてレベルが高かった」と絶賛。1位は9人の審査員全員の一致した評価だったという。
菅井さんは「まだ踊りの夢の中にいるような気持ち。先生方やお父さん、支えてくれた人たちにありがとうと言いたい。初めての海外は何もかもが新鮮だった。吉田さんのようなダンサーを目指したい」と喜びを語った。
コンクールは15〜18歳だけが参加でき、「将来性」を審査する若手の登竜門として知られる。
19カ国から79人が参加し、決勝には21人が進出。古典舞踊と現代舞踊の2部門で踊り、演技を競った。
審査員を務めた吉田都さんは「すべてが良く、審査員9人全員一致の結論です。
決勝前日の演技からも成長が見て取れ、現代舞踊ではエネルギーを感じました」と評した。
菅井さんは「ここまで来られたのは先生方やお父さん、支えてくれた人たちのおかげ。
感謝の気持ちで一杯です。(1位は)信じられなくてまだ踊りの夢の中にいるような感じ。
気持ちよく踊れました」と話した。菅井さんは現代舞踊特別賞も受賞した。