月9が好きな人のコミュニティ。
フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマは、フジテレビ系列で、毎週月曜日21:00 - 21:54(JST)に放送されている連続テレビドラマである。通称「月9」(げつく、げっく)。フジテレビのドラマ看板枠である。2003年10月の『ビギナー』からはハイビジョンで制作されている。
テレビドラマ
歴史
枠創設時から1999年まで
このドラマ枠は、1980年代後期から始まったとされているが、実際の歴史はかなり古い。フジテレビ開局当初は、15分間のトーク番組『スター千一夜』や、現在も放映されている『ミュージックフェア』の枠だった。1969年から『スパイ大作戦』などの海外ドラマ枠になり、1971年6月から国内ドラマ枠に転換。『愛のはじまるとき』(吉永小百合主演)などの現代劇を放送、1975年10月から現代劇枠から時代劇枠に転向し、『新・座頭市』(勝新太郎主演)などを制作。1978年7月から再び現代劇に戻り、『大空港』(鶴田浩二主演)がヒット。
1980年10月からバラエティー枠となり、萩本欽一による『欽ドン!』シリーズが大人気番組に(1985年の一時期は宇崎竜童と所ジョージが司会の『夜はタマたマ男だけ!!』)。
1987年4月からドラマ枠として復活。『アナウンサーぷっつん物語』以降、若年層をターゲットにした作品を中心に、マスコミ業界(業界ドラマシリーズ)や学校などを舞台にしたものから、若者の都会的でオシャレなラブストーリーを題材にしたドラマを制作し、いわゆる“トレンディドラマ”ブームの火付け役となった。転機となったのは、1991年の『東京ラブストーリー』であり、最終回視聴率32.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区。以下同じ)記録し、同年の『101回目のプロポーズ』でも36.7%を記録。また、1993年の『ひとつ屋根の下』は、フジテレビの連続ドラマ史上最高の37.8%を記録した。その後も『あすなろ白書』や『ロングバケーション』、『ラブジェネレーション』などの高視聴率ドラマを連発し、現在の「月9」ドラマの地位を確立した。
ドラマ枠復活の1987年4月から9年間、1985年10月に『影の軍団・幕末編』として開始した関西テレビ制作の月曜夜10時枠と2本立てでドラマが放送されていた(1996年4月、月曜夜10時枠はバラエティ番組『SMAP×SMAP』(関西テレビとフジテレビの共同制作)となり、関西テレビ制作ドラマ枠は火曜夜10時枠に移行され、現在に至っている)。
1997年には、4本のドラマの平均視聴率がその年のベスト4を独占し、同年1月クールの『バージンロード』第6話から、翌年1月クールの『Days』第2話まで、延べ43回連続視聴率20%以上という記録を打ち立てた。
2000年以降
2000年10月クール『やまとなでしこ』で『ラブジェネレーション』以来、3年ぶりに30%を突破したり、その次クールの『HERO』では、11話すべてで30%以上を記録した。また、2005年4月クールの『エンジン』から2006年4月クールの『トップキャスター』までの5クールと、2007年10月クールの『ガリレオ』から2008年7月クールの『太陽と海の教室』までの4クール連続では初回視聴率が20%を越えた。しかし、2009年頃からは20%はおろか、15%をも切ることも増え始めており、2010年後半以降12%前後を推移する作品が多くなったほか、回によっては一桁を記録する作品も増え始めている。 また、『婚カツ!』(2009年4月-6月)で、1987年以後としての月9枠で史上初の一桁台を記録し、『大切なことはすべて君が教えてくれた』(2011年1月-3月)で、1987年以後としての月9枠で史上初の全放送回で15%を下回る視聴率を記録した。