おそらくごく少数しかいないであろう司法試験第一次試験の受験生、合格者のためのコミュニティです。
受験生同士の情報交換や合格者によるアドバイスだけでなく、数少ない一次試験関係者の交流の場になれば、と思います。
司法試験第一次試験は、難関の割にあまり意味が無い資格、と揶揄されることが多いですが、大学に行かずに司法試験を受けるには一次試験を経由する必要があり、依然として重要な試験です。
出願の際に、資格証明の書類が不要になるのもちょっとしたメリットですよね。ホント、ちょっとしたものですが…。
最近は、前年度の受験票でも資格証明ができるので、そのちょっとしたメリットも感じられなくなりつつあります。
Q 第一次試験はどのような試験ですか?
A 受験資格などの制限はなく,どなたでも受けられます。
試験は,大学卒業程度の一般教養科目について,人文科学関係(哲学,倫理学,歴史,文学等),社会科学関係(法学,社会学,政治学,経済学等),自然科学関係(物理学,化学,生物学,地学等)の各系列ごとに,論文式及び短答式の方法で行われるものと,外国語科目(英語,フランス語,ドイツ語,ロシア語,中国語から1つ選択)について,外国語和訳及び和文外国語訳の方法で行われるものとがあります。
○司法試験第一次試験実施状況○
出願者数 受験者数 合格者数
平成19年 471 310 23
平成18年 471 290 24
平成17年 526 354 8
平成16年 605 413 26
平成15年 595 395 30
平成14年 573 372 25
平成13年 469 296 25
平成12年 508 301 28
平成17年度に至っては、
出願者に占める合格率 1.5%
受験者に占める合格率 2.3%
と今まで以上に拍車をかけてただでさえ低い合格率が下がっていましたが、
平成18年度になって、
出願者に占める合格率 5.1%
受験者に占める合格率 8.3%
と合格率は、例年の水準を超える伸びを示しました。
平成19年度は、平成18年度の水準より若干低下し、
出願者に占める合格率 4.9%
受験者に占める合格率 7.4%
となっています。
さて、平成20年度はどうなるのでしょうか。
今後、予備試験との関係もどうなるか、気になるところです。