米ジョージア州はサバンナより現れたスラッジ / ストーナー・メタル・バンド、BLACK TUSKのファンコミュニティーです。
BLACK TUSKは“スワンプ・メタル”と自称している。
スワンプ・ロックという言葉はジャンル用語として認知されている。
いわゆるアメリカの土臭いルーツ・ミュージックや伝統的な黒人音楽の影響が強く、
ブルースやゴスペル、R&B、カントリーなどの多彩な要素を取り入れた米国南部のロックを指す。
DELANEY&BONNIEやレオン・ラッセル、ジョー・コッカーなどにより、
70年代初頭から広まっていったようだ。
スワンプ・ロックがもっとブルージーに粘っこく泥臭くなったものがサザン・ロックと言えるし、
サザン・ロックがもっとヘヴィになったものは“サザン・メタル”とも呼ばれる。
じゃあBLACK TUSKはサザン・メタルじゃダメなのかってことにもなるが、
サザン・メタルはブルージーなMOLLY HATCHETあたりを指すからかなり違う。
既に認知されてしまっている言葉も彼らは使いたくなかったのだろう。
そもそもサザン・メタルと呼ぶにはグレイトなまでに混沌としているから、
BLACK TUSKの独自の音楽性を表すための言葉がスワンプ・メタルなのであった。
スワンプ(swamp)は“沼地”“湿地”という意味があり、
湿度の高い彼らのメタル・サウンドの質感そのものだ。
と同時にswampには“圧倒する”“無力にする”という意味もある。
こちらもピッタリではないか。
http://
http://