月経前不機嫌性症候群というのをご存知でしょうか?
月経前症候群(PMS)よりもずっと症状が重く辛い状態に悩まされる症状のことです。
この月経前不機嫌性障害は特徴は、日常生活さえもままならないほどの著しい精神症状がみられるのが特徴です。
非理性的、攻撃的、敵対的、暴力的な行動がみられ、重度の抑うつから自傷行為や自殺企図まで発展することもあります。
この症状により配偶者や親近者とトラブルになり、関係がうまくいかなくなることもある女性としての深刻な病、と言っても過言ではないと思います。
私自身も生理前の異常なほどのイライラ、極度のうつ状態や情緒不安定、衝動的に自傷行動に走りたくなる衝動にかられました。
「生理前のイライラ」という簡単な言葉では片付けられないほど頭がおかしくなりそうになったのを覚えています。
漢方も精神安定剤も効かず、低容量ピルでようやく抑えられました。
どうかこの不安定な症状にひとりで悩まないで下さい。
こういう症状はこういう病名(症候群)がついているということを知っていただきたいと思いコミュニティを立てました。
以下、月経前不機嫌性紹介の説明書きになります。
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月経前不機嫌性障害(PMDD)とは?
月経前になると、頭痛、乳房が痛む、お腹が張る、便秘、のぼせ、イライラ、神経質になる、無気力になるなど様々な症状が出る女性は多く、仕事をするのが辛くなる程度のものを「月経前症候群」(PMS。月経前緊張症とも)といい、さらにこれ以上に重症なものを「月経前不機嫌性障害」(PMDD。月経前不快気分障害とも)といいます。
月経前症候群(PMS)は、月経の1週間ほど前から様々な症状が現れ、月経開始後3日程度で症状が軽快するものをいいます。
PMSは、40歳前後の女性に発症しやすいとされ、この年齢層の10〜15%程度にみられるといわれています。
月経前不機嫌性障害(PMDD)は、妊娠可能な女性の5%程度にみられるといわれていますが、月経は病気ではないという思いがあるため、心身に強い不調を感じても医療機関を受診しないケースが多いといいます。
PMDDは、PMSと同じような身体症状が現れますが、PMDDでなんといっても著しいのは、生活の質を極端に下げるほどの気分の悪化です。
PMDDの精神的症状としては、強い抑うつ気分、絶望感、イライラ、涙もろくなる、怒り、焦燥感、興味の喪失、集中力低下、記憶力低下、疲れやすい、過食、過眠、不眠など、多岐にわたります。
また、PMDDの身体的症状としては、乳房の張り・痛み、頭痛、腰痛、関節痛、筋肉痛、腹部膨満感、むくみ、めまい、便秘、下痢、動悸、吐き気、体重増加など、これも多岐にわたります。
PMDDの原因は、女性ホルモンなどの異常とする説や、脳内神経伝達物質の化学的変化とする説など分かれていますが、いずれにしても「病気」です。PMDDあるいはPMSが疑われるようであれば、婦人科や心療内科への受診をオススメします。
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