年末キャンプとは、、
FIWC兄弟委員会(関東・東海・関西・広島・九州)+QIAO(早稲田大学学生NGO)等、
ワークキャンプ活動を行っている団体が年に一度奈良にある交流の家(むすびのいえ)に集まります。
キャンプ中は、家の大掃除や修繕のワークを行い、一年間の活動報告をし、
夜にはディスカッション等で盛り上がりお酒を飲んで…
個人同士、団体同士での絆を深めていこう。というものです。
キャンプサイトである交流の家は、
昭和38年にハンセン病元患者が宿泊拒否をされたことを知ったFIWC関西委員会のメンバーの呼びかけにより
奈良市の大倭紫陽花邑から土地の提供を受け、ハンセン病快復者と社会を結ぶセンターとして建設された家です。
そして、FIWC関西の拠点でもあり、ハンセン病やワークキャンプの資料が沢山あります。
当時交流の家の建設活動は、全国のFIWCメンバーによって行われていました。
竣工してからも活動に参加していたキャンパーが年末にまた全国から集まって、
大掃除や修繕を行っていたのが恒例になり、今の「年末キャンプ」という形になりました。
現在年末キャンプは交流の家のリペアよりも、
同じ様な活動をする人たちとの出会いの場としての意義が大きくなってきている様に思われます。
最終日の30日には、永きに渡って交流の家とFIWCを見守ってくれている大倭紫陽花邑の餅つきがあります。
いつも迷惑をかけている大倭の方々に、感謝の気持ちをお餅につきこむ大事な行事です。
これが終了後、年末キャンプは解散とします。