神からの直接のメッセージにより書かれたことで、世界的に有名で評価も高い本があります。
本の名は、“奇跡のコース(ACIM:A Course in Miracles)”。
名前の通り、本の内容は、奇跡を起こすためのコースです。
私たちは、奇跡が起こせるのでしょうか?
そのためには、奇跡を信じる気持ちと、少しの勉強を継続する事が必要なようです。
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この本は、「テキスト」、「学習のためのワークブック」、「教師のためのマニュアル」という3部で構成されます。
「テキスト」は、具体的な応用法を学ぶ「学習のためのワークブック」のための準備と言えるようです。
奇跡のコースの日本語訳本は、第1巻(テキスト)と第2巻(学習のためのワークブック&教師のためのマニュアル)の2巻となっています。
とりあえず試してみたいという人は、実践編でもある第2巻から読まれたほうが良いかもしれません。
☆宗教的関係について
宗教の意味が宗教団体等の社会的集団を作るという意味であれば、奇跡のコースは宗教ではありません。
どちらかというと奇跡のコースは、個人的な活動であるスピリチュアリティの分野に属し、個人的な独学が必要です。
従来の宗教的な聖書や経典などは、口伝(クデン:言い伝え)などを人間がまとめた作品でしたので、時代背景や文化、集団心理、それ以前の宗教や権力の影響を強く受けていると言われています。
もちろん、通常では、伝言ゲームのように口伝は正確ではなく、また、正確な記憶というものも存在しません。
同じ言葉であっても、聞く側の環境や立場、年齢等によって、とらえ方も全く違ってきます。
キリストやブッダなどのいわゆる神の使いは、言葉や教え等を書き残す事をしませんでした。
キリストやブッダは、精神世界について人々に自由に考えさせるために、最初から答を与えず、まず、「なぜあるのか?」といった事を問いかけてみたのだと言われています。
なぜならば、自由意志の尊重が神の意志であるし、そもそも、言語表現不能なのがスピリチュアリティであるという意味もあるかもしれません。
生まれつき盲目な人に言葉による色の説明ができないように、同一体験ができない事柄を言葉で説明することは不可能です。
文字にして言語表現をしたとたんに、その教えは人間の思考の範疇となり、神に到達することはできなくなります。
ブッダやキリストの問いかけにより、人類の中で多くの自由な考えが生まれ、多くの宗教や宗派が発生し、激しい論争や戦争も起きました。
私たちは生きる意味や存在理由などについて、あれこれと考えてきたわけです。
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その点で“奇跡のコース”は、神の声を直接聞いて、ただちに記述した情報である事より「真の聖書」と言われています。
また、スピリチュアリティの基礎をなす事より「スピリチュアリティの金字塔」とも言われます。
なぜ21世紀になってから神は人類に答を与えようとしているのでしょうか?
こういった事柄からも21世紀は人類の霊的成長にとって重要な時期であるとも言われています。
ただし、言語表現不能なスピリチュアリティを言語表現しようとするのですから、そこには無理があり、一筋縄ではいかないでしょう。
☆著者は無神論者の科学者
また、この本の著者は、極めて学術的な環境にいた医学心理学の教授であり、神の声を聞くまでは無神論者であったことも興味深い点ではないかと思います。
この事により、宗教的な信仰による信念体系(思い込み、価値観等)の影響を受けない科学者が、客観的な事実として、神の声をそのままに純粋に作り上げられた作品が“奇跡のコース”である事を多くの人は願っていると思います。
また、この事はどのような信仰であっても、あるいは無神論者であっても、すなわち、信じても信じなくても奇跡は起こり、神の守護はあるという事を示唆しているように感じます。
そして、この奇跡のコースの目的は、宗教団体の様な集団や団体を作る事ではなく、人々が自分自身の「内なる教師」を発見する一つの方法を提供することにあるようです。
決まった道は無く、あくまでも一つの方法であり、全ては自由です。
自由とは、その人の成長や個性に合ったやり方があるという事です。
団体を作ると、そこには規則による統率が生まれ支配、権力へと発展します。
自由意志は神の意志であり、統率、支配が悪魔の意志です。
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ただし、用語としてはキリスト教の習慣的用語が使われているようです。
なお、ここでいう神というのは、イエス・キリストの事のようで、本の中では“私”の代名詞で登場します。
また、本の中の“神”とは、全てなるものの創造主(ワンネス)という意味のようです。
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