トヨタ自動車は、4月27日(火)にマイナーチェンジされたミドルサイズミニバンの『ノア』、『ヴォクシー』に、スポーツコンバージョン車の『G SPORTS(通称G 's(ジーズ))』を新設定。6月30日(水)より発売すると発表した。
『G SPORTS』とは、「走りの楽しさ」や「自分だけのクルマを所有すること」に強いこだわりを持つユーザーをターゲットに、トヨタ自らが開発するスポーツコンバージョン車シリーズである。「CONTROL AS YOU LIKE -意のままに操る喜びを-」をコンセプトに掲げ、より幅広いユーザーに「走りの味」や「クルマの楽しさ」を提供。架装工程の一部インライン化などにより、手の届きやすい価格設定を目指している。今回、その第1弾として、ヴォクシーの『ZS』、『Z』、ならびにノアの『Si』、『S』に設定された。
具体的な仕様としては、『ヴォクシー』はスポーティ感、『ノア』は上質感を重視しつつ、車高をローフォルム化。専用意匠の前後バンパー・グリルや、デュアルスポーツマフラーなどを採用している。さらに、LEDイルミネーションビームや『G 's』エンブレム(フェンダー、バックドア)の装着などにより、「圧倒的な存在感」を表現した。
一方インテリアでは、専用のシート表皮やステアリング・シフトノブに赤ステッチを採用。センタークラスターやステアリングスイッチベゼルにピアノブラック加飾を施したことに加え、アクセル、ブレーキにアルミペダルを採用することにより、スポーティ感を向上させている。
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さらに、GAZOO Racingのテストドライバーによるトータルチューニングも実施されており、スポーツサスペンションを専用セッティングしたほか、フロントドア開口部や床下の溶接を増強することで、ボディのねじれを解消。クイックな操舵感を実現している。
また、さらなる「走りの味」を追求した上級仕様として、操縦性、走行安定性と乗り心地の両立に貢献する専用パフォーマンスダンパーをはじめ、専用セッティングしたサスペンションやタイヤの実力をフルに引き出すボディ剛性アップパーツ、床下空力パーツ、専用意匠の18インチアルミホイール、高性能タイヤ、スポーツブレーキパッドなどを採用した『G 's Version EDGE』を『ヴォクシー ZS』、『ノア Si』に設定した。