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ガルシン

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詳細 2024年1月14日 15:05更新

フセーヴォロド・ミハイロヴィッチ・ガルシン
Всеволод Михаилович Гаршин
(1855年〜1888年)

 ロシアの小説家。ナロードニキ運動に影響を受けた作家の一人で、その短い一生の間に多くの作品を発表、ロシア文学史に確かな軌跡を残した。

 1855年2月2日(2月14日)にロシア帝国のプリヤトナヤ・ドリナ(現在のウクライナ、ドネーツィク州)の軍人の家庭に生まれる。感受性が強く繊細な精神の持ち主であったガルシンは、その後幾度と無く襲う狂気に悩まされる事となる。

 露土戦争に際しては、人民とその苦痛を分かち合う為志願、その時の恐ろしい体験を元に「四日間」を執筆する。その後も癲狂院での体験を元に描いた「赤い花」や、正義への闘争とその挫折を描いた「アッタレーア・プリンケプス」など多くの人道的作品を執筆した。

 また彼の生きた時代はナロードニキ運動の只中であり、その興隆と挫折は彼の精神に多大なる影響を与えた。特にナロードニキ運動が当の農民の支持を得られず、政府の激しい弾圧によって挫折に追い込まれたという事実は、彼の作品に暗い影を落としていると言われている。

 多くの文学作品を世に送り出したガルシンだが、彼が狂気の影から開放される事は無く、何度も癲狂院への入退院を繰り返す。

 晩年は狂気の発作の再来を恐れ、ペテルブルクの自宅の階段から投身自殺を図り重傷を負う。その傷が元でガルシンは、数日後に息を引き取った。1888年の3月24日(4月5日)の事であった。

 常に忍び寄る狂気の影に悩まされたガルシンだが、その筆は諧謔と鋭い風刺、豊かな詩情に彩られ、不正と常に闘い続けた彼の人道主義的作品は、尚も多くの人々に深い感動を与えている。

代表作
赤い花 Красный чветок
四日間 Четыре дня
アッタレーア・プリンケプス Attalea princeps
臆病者 Трус
ナデージュダ・ニコラエヴナ Надежда Николаевна
芸術家 Художники



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2005年12月15日

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カテゴリ
本、マンガ
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