「セブン暗殺計画」の冒頭の数分、白黒の回想シーンのみにしか登場しない隠れた強敵アロン。
悪魔か死神を髣髴とさせるその黒い体は見る者を魅了して止まない。
ウルトラセブン 第39話「セブン暗殺計画(前篇)」に登場した豪力怪獣。
身長:45メートル
体重:1万3千トン
セブン暗殺を目論むガッツ星人がセブンの戦闘能力のデータ収集、解析のために送り込まれた怪獣。肉食(らしい)。
番組中ではガッツ星人の円盤内のモニター映像らしき白黒の回想シーンという形でのみの登場。
得意の怪力でセブンに岩を投げつける等の攻撃の他、ムチ状の尻尾や鋭い歯、両腕のカギ爪を武器とする。また、水溜まりに身を隠すなどの能力を持つ。背中に翼状のものが見受けられるが劇中では飛行するシーンは登場しない。
前述のガッツ星人による記録映像では、最終的にセブンのビームランプ(ウルトラマンのカラータイマーに相当する部分)を点滅させたことからも、かなりの強敵であったと推測される。
一説にはセブンのビームランプを点滅させるまでに追い詰めた敵はアロンが最初で最後と言われている。
最後はセブン目掛け岩石を蹴り付けたがエメリウム光線で爆破され、アイスラッガーで首を切断されて倒された。
しかし、このアロンの死によってガッツ星人のセブンの戦闘分析が完了し、セブンはガッツ星人によって窮地に立たされることとなった。