Egon Schiele 1890〜1918
エゴン・シーレ(Egon Leo Adolf Schiele)オーストリアの画家であり、1890年6月12日に誕生するも、1918年10月31日に28歳で夭折。
シーレは云う。
「僕は思う。現代的な"芸術など在りはしない。在るのはただひとつの芸術、永遠に続く芸術だけである。」と
エゴン・シーレについて語ろう。
ウィーン王立アカデミーに入る折、シーレの圧倒的な才能は、虚無に支配されつつあったヒトラーを絶望させ、いまも続く腐りきった権威的アカデミズムに一瞬で見切りをつけ、クリムトさえも遥かに凌駕し駆け抜けた孤高の魂は儚く痛い、そして悲しく美しい。宗教画とさえ想える荘厳さで僕を惹きつける。