アーテン錠(2mg)アーテン散1% のコミュニティです。
無かったので作りました。
リスパダールと一緒に飲むと副作用が押さえられるみたいです。
概説 パーキンソン病のお薬です。手のふるえや体のこわばりを改善します。また、安定剤によるパーキンソン症状をおさえるのにも使用します。
作用 パーキンソン病では、ドパミンの低下にともない、アセチルコリン系の神経が強まっています。このお薬は、その神経の亢進状態をおさえます。レボドパに比べ効果は劣りますが、手のふるえや体のこわばりなど初期症状に有効です。他の薬といっしょに用いることもあります。
そのほか、脳血管障害など別の原因による同様な症状「パーキンソン症候群」にも使用します。また、ある種の安定剤を飲んでいると、手のふるえや体のつっぱり感などパーキンソン病のような症状がでてきます。このお薬は、そのような「薬剤性パーキンソニズム」の治療や予防にも使われます。
医師の判断によっては、不随意運動など体の異常な動きやふるえの治療に応用されることがあるかもしれません。
注意
【診察で】
* 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
* 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。
【注意する人】
緑内障のある人は禁止されています。眼圧が上昇し、症状が悪化するおそれがあるためです。重症筋無力症の人も使用できません。そのほか、前立腺肥大などで尿の出にくい人、腸に閉塞や通過障害のある人もできるだけ避けます。肝臓や腎臓の悪い人、不整脈や高血圧のある人も慎重に用いるようにします。
* 適さないケース..緑内障、重症筋無力症。
* 注意が必要なケース..肝臓病、腎臓病、前立腺肥大症、高血圧、不整脈、腸に閉塞や通過障害のある人、高齢の人、高温の場所で働く人など。
【飲み合わせ・食べ合わせ】
ある種の安定剤や抗うつ薬と併用すると、両方の薬の副作用が強まるおそれがあります。別に薬を飲んでいる場合は、必ず医師に報告しておいてください。
* 飲み合わせに注意..安定剤(フェノチアジン系、ブチロフェノン系)、抗うつ薬(三環系)、一部の胃腸薬(鎮痙薬)など。
* 飲酒は控えてください。めまいや眠気、興奮などの副作用がでやすくなります。
【使用にあたり】
ふつう、少量から開始し、医師が効果や副作用をチェックしながら増量していきます。急に飲むのをやめると、反動で具合が悪くなることがありますから、医師の指示どおりにお飲みください。
【食生活】
* 眠気やめまいを起こしたり、物がぼやけて見えることがあります。車の運転、危険な作業、高所での仕事などには十分注意してください。
* 汗が出にくくなるので、熱射病や熱中症を起こすおそれがあります。高温の場所での作業、激しい運動、また夏の暑さに注意してください。
効能
【効能A】
向精神薬服用によるパーキンソニズム・ジスキネジア(遅発性を除く)・アカシジア。
【効能B】
特発性パーキンソニズム及びその他のパーキンソニズム(脳炎後、動脈硬化性)。
【注意】
抗パーキンソン病薬はフェノチアジン系薬剤、レセルピン誘導体等による口周部等の不随意運動(遅発性ジスキネジア)を通常軽減しない。場合によってはこのような症状を増悪顕性化させることがある。
用法
【効能A】
通常成人は塩酸トリヘキシフェニジルとして、1日量2〜10mgを3〜4回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
【効能B】
通常成人は塩酸トリヘキシフェニジルとして、第1日目1mg、第2日目2mg、以後1日につき2mgずつ増量し、1日量6〜10mgを維持量として3〜4回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 副作用で多いのは、吐き気、口の渇き、便秘、尿が出にくい、かすみ目などです。まれに、興奮、もうろう状態、幻覚などの精神症状が出現することがあります。精神症状は高齢の人にでやすいので、注意してください。
多くはありませんが、長期服用により緑内障を引き起こすおそれがあります。ときどき眼圧の検査をしてもらうとよいでしょう。
よく分かっていませんが、高齢の人の認知症の発現を早める可能性も指摘されています。
【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
* 幻覚、錯乱..現実でない人や物が見えたり声が聞こえる、混乱状態、取り乱す。
* 緑内障..目が痛い、見えにくい、かすんで見える(光の回りに虹の輪)、頭痛、吐き気。
【その他】
* 吐き気、食欲不振、便秘、口の乾き
* かすみ目、鼻がつまる、尿が出にくい、動悸、汗が少ない
* 眠気、めまい、ふらつき、頭痛、認識力低下、物忘れ