ウゴ・ラファエル・チャベス・フリアス (Hugo Rafael Chavez Frias, 1954年7月28日 - ) はベネズエラの大統領。
元落下傘部隊中佐で、敬虔なカトリック信者である。1989年2月17日、カラカスでの貧困層の人民蜂起に陸軍が出動したことに衝撃をうけ、1992年にクーデターを試みたが、失敗し投獄された。しかし、1980年代以降推進された新自由主義経済改革と、民主行動党とキリスト教社会党の二大政党制、富裕層や労働組合幹部に独占されていた医療や福祉に不満をもつ貧困層の圧倒的支持を受け1999年に大統領に選ばれた。
大統領就任後、チャベス政権はボリーバル憲法と呼ばれる新憲法を制定し、大統領権限の強化、一院制への移行などを行った。貧困層のための無料診療制度をととのえ、キューバから2万人の医師・歯科医師の派遣を受けたり、農場主の土地を収用して農民に分配するなどの農地改革や、為替管理や統制価格の導入、石油公団(PDVSA)への統制強化など、反米・社会主義路線を明確にした。これをチャベスはシモン・ボリバルにちなんで「ボリーバル革命」と呼ぶ。
チャベス政権の経済政策への不満、富裕層が支配するマスメディアの反チャベス報道によって、中産階級や富裕層を基盤とする民主行動党とキリスト教社会党勢力や市民団体、労働組合のCTVなどの間で不満が高まっていった。その結果2001年ごろから反政府運動が激化、国内各地でストライキや石油公団におけるサボタージュや施設の破壊行為が発生するようになった。チャベスはサボタージュに関与した者の罷免でこれに対抗した。2002年4月11日にはクーデターが発生し、チャベスは軍に監禁され、代わりに元経済団体議長のペドロ・カルモナが暫定大統領に就任した。最初はクーデターは成功したかに思われたが、大統領の支持基盤である貧困層のデモが激化、結局わずか2日間で失敗に終わった。
また、2005年7月24日には、中南米統合を目指し、中南米からの視点での報道機関としてTeleSURを、キューバやアルゼンチンなどの政府と共同でカラカスに開設している。
なお、2005年8月22日、キリスト教プロテスタント保守派の有力指導者パット・ロバートソンが、自らが運営する「クリスチャン放送網」(CBN)の番組で、チャベスを暗殺すべきだと主張し、物議をかもした。〜Wikipediaより引用〜
〜2002年4月に起きたベネズエラの政変を追ったドキュメンタリー映画「クーデターの裏側」解説ページ〜
http://
本家(英語)
http://
何かと目の離せないチャベス大統領をウォッチするコミュニティです。
オススメゲーム
メンバーの参加コミュニティ
人気コミュニティランキング
困ったときには