三条凧合戦の集い
とてもマイノリティな祭り『凧(いか)合戦』
喧嘩凧
なじらねぇ
合戦の簡単な説明
三条凧合戦では参加する組は赤白に分かれ、対岸に分かれることなく赤組と白組の陣地に陣取る。1日目の10時に合戦が開始され、六角凧を揚げる。赤組に所属する組は白組の揚がった凧を、白組に所属する組は逆に赤組の凧を、それぞれ空中で絡ませる。この時点で合戦が成立する。
合戦が成立すると、いかに相手の凧の糸を切るかがこの合戦の見どころとなる。糸に付けたワニと呼ばれる木製の道具でワニの口に似た器具を使って相手の糸を挟んで切ったり凧を落とす、もしくはカラと呼ばれる滑車に糸を絡めて早く引き、相手の凧を先に落としたり、早く引くことで糸に発生する摩擦力で相手の糸を切り落とす。ここが各組の技能が発揮されるかによって勝負が決まる。
得点を競うため、揚げ師と呼ばれる凧揚げの名手などが興奮し、三条弁で罵倒しあう場面が見られることもしはしばある。
得点は3段階に分かれている。1日目の午前(10時 - 12時)・午後(13時 - 17時)と2日目の午前(9時 - 11時)・午後(13時 - 16時)の合戦でこの点数を如何に稼ぐかが競われる。
5点 - 空中の高いところで合戦相手の凧の糸を切り、相手の凧がきれいに空中に舞いながら落ちる
3点 - 地上近くで糸を引き合い相手の凧糸を切る
1点 - 先に相手の凧を地上に落とす
全ての組の中で一番点数を上げた組が最高得点優勝として白龍旗が授与される。また、総合優勝が出なかった組(赤組の中から総合優勝の組が出れば白組の中から)から組優勝が決定し、吠虎旗が授与される。