- 詳細 2024年3月5日 15:09更新
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ロシア連邦の中にある不思議な不思議な共和国。
コーカサスの真北、ボルガ川沿いにあるステップ地帯、独ソ戦の激戦地ボルゴグラード（旧スターリングラード）やチェチェン共和国の真隣にある、面積は北海道ぐらいの国。人口わずか35万人。
何とここは仏教国！中国の反対を押し切ってあのダライ・ラマもわざわざここを訪れた。そして人々の多くはモンゴル系で日本人そっくり。
この国より南はイスラム教の中東・中央アジア文化圏。
この国より北は正教会のロシア・東欧文化圏。
なのになんでここだけチベット仏教 (?_?)
400年近く前に中国から渡ってきたモンゴル族の一派が定住したらしい。
1771年、当時の女帝エカテリーナの改宗政策によってか
突然、多くの人々が新疆へと帰り、
その後は、完全にロシアに吸収される。
1920年、ソヴィエト政府より自治を与えられ
カルムイク自治州成立、1935年に自治共和国となる。
第二次世界大戦中はドイツ軍の侵攻を受け、
一時期、共和国の首都エリスタは占領下におかれる。
解放後の1943年12月28日、対独戦争協力の罪を着せられ
自治は解消、人々はシベリア、中央アジア、果ては
日本人がいなくなったあとの労働力としてサハリンにまで
移住させられることになる
スターリンが死に、その批判がなされた後の1957年、
自治共和国の再建が許可される。
1990年、ソヴィエト連邦内の民族共和国の主権宣言の波を受け
カルムイク＝ハリマグ・タングチ共和国となり、今に至る。
別名「ヨーロッパ唯一の仏教国」。「ヨーロッパから一時間で行ける仏教国」。
この国のキルサン・イリュムジノフは31才で大統領に就任。
奴は石油業界で大儲けした全ロシア一、二を競う大富豪。
北海道で商売したこともあり、日本語が堪能らしい。
地元サッカーチーム「ウララン」を強化して全ロ・リーグの一部昇格。
（その後、残念ながら解散）
国際チェス・オリンピックを開催して首都郊外に「シティ・チェス」なるテーマパークを建設。
金にモノを言わせて「村興し」ならぬ「国興し」にひたすらまい進する共和国。
ニュースバリューはゼロでも話題性は大いにありそう！！
2004年9月に行ってきました（LingMuさん）。
行ったことのある方、行ってみたい方、この国名を知っていた方、何となく興味を持った方、知らない所へ旅してみたい方、ぜひどうぞ。
超マニアック、で終わらせてしまうのはあまりにもったいない。アジア好きならぜひ知っておきたい国！
カルムイク共和国 （Republic of Kalmykia)
首都：エリスタ
民族：カルムイク人、ロシア人
宗教：仏教（チベット仏教）、キリスト教（正教会）
言葉：カルムイク語、ロシア語
通貨：ロシア・ルーブル
指導者：キルサン・イリュムジノフ大統領 (与党・統一ロシア）
まだあまり詳しいＨＰって見当たらないですが･･･。
http://ja.wiki pedia.o rg/wiki /%E3%82 %AB%E3% 83%AB%E 3%83%A0 %E3%82% A3%E3%8 2%AF%E5 %85%B1% E5%92%8 C%E5%9B %BD
2006年7月10日より管理人役をLingMuさんから私サマンダバドラが受け継ぎました。
よろしくお願いします。
Lingmuさんも副管理人で参加されました!
お蔭様でメンバー150人になりました。ありがとう♪
200人になりました。いろいろな人が興味をもってくれているんですね。うれしいです。
※mixiのニュースにでても、どうやらこのコミュが引っかからないので(相当悔しい)、可能性のある名前を引っ掛けられるようにここに足しておきます。
ハリマグ、ハリマク、
ハリマグ＝タングチ、ハリマク＝タングチ、
カルミキア、カルムィキア、カルムイキア
カルムィク
