コモン(パプアン)カーペットのコミュです。
飼育している人・これから飼育したいと思っている人・飼育できないので画像を見て我慢している人など、コモン(パプアン)カーペットが好きな人が集まって情報交換するコミュです。
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【Morelia spilota variegata】
●本種について
・和名はキタカーペットニシキヘビ、英名はCommon Carpet Python。
数種類の亜種に分けられているカーペットパイソンの中で、最もポピュラーなのが本種です。
別亜種のジャングルカーペット(M.s.cheynei)の人気に比べるといまいちパッとしない印象がありますが、ワイルド個体も多く流通しているせいかカラーバリエーションが豊富なので、コレクション性が高く奥が深いニシキヘビです。
幼体時と生体時で模様がかなり変化する個体が多いので、ベビーサイズから育て上げると面白いでしょう。
●飼育ケージ
・平均すると2m前後に成長しますが、ボア科のヘビとしては細身なので市販の90cm水槽で何とか飼育は可能です。
逃げられないように、しっかりと蓋のできるケージを用意して下さい。
しっかりとした木をケージ内にレイアウトしてあげると、グリーンパイソンのような綺麗なとぐろを巻きます。
野生下では半樹上性の生活をしているようなので、ケージの高さがある程度あったほうが良いでしょう。
・特に強い紫外線は必要としませんが、気になる方はトゥルーライトやレプティサン2.0などを使ってください。
●温度・湿度
・低温部で28℃前後、高温部で32℃前後が理想的です。
プレートヒーターを使った保温が一般的でしょう。
・清潔な水が常に飲めるようになっていれば、特に湿度を気にする必要はありません。
水入れは、とぐろを巻いてすっぽりと体が収まるサイズがベストです。
●エサ
・頭部のサイズを目安に、適当なサイズのマウス・ラットを与えます。
ベビーのうちは5〜7日に一度、亜成体以降は7日〜14日に一度の給餌でよいでしょう。
●その他
・CB個体はほとんどがおとなしいのですが、WC個体の中には気が荒い個体もいます。比較的動きが素早いので、気の荒い個体は扱いに注意が必要です。
(大体、気の荒い個体はベビーの頃からバンバン噛み付いてくるので、判断は容易です。)
非常に美しいニシキヘビなので熱狂的なマニアもいますが、実際飼育してみると
その魅力に納得させられるでしょう。
●繁殖について
・冬季に昼夜の温度差を大きくしていき、日中の高温部を33℃くらい、夜間の低温部を24℃くらいに設定します。
その期間を1ヶ月ほど過ごした後、オスとメスを出会わせると繁殖行動が始まるでしょう。メスは、10〜30個の卵を産みます。