芦屋市ボランティア委員会

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詳細 2017年5月7日 09:56更新: ■芦屋市ボランティア委員会概要■

【芦屋市】
　芦屋市とは兵庫県南部に位置し、全国有数の港町である神戸市と、甲子園球場で有名な西宮市に挟まれている文化都市である。市内には大阪と神戸を結ぶ阪急・ＪＲ・阪神の3つの鉄道と、国道2号・国道43号・阪神高速3号神戸線・阪神高速5号湾岸線の4つの主要道路が東西に走っている。南部の大阪湾に面する埋め立て地には新興住宅地がひろがっており、いっぽう北部の山の手には六麓荘町をはじめとする高級住宅街がある。

【阪神・淡路大震災】
　1995年1月17日午前5時46分、兵庫県芦屋市は阪神・淡路大震災により大きな被害を受けた。その被害は芦屋市津知町にいたっては、90％以上の家屋が全壊するといったひどい状態であった。芦屋市内では幸いなことに神戸市長田区のような大火災は発生しなかったので、火災による被害は少なかったものの、それでも市内だけで死亡者400人以上、病院に収容された負傷者3000人以上、市内の建築物の57％にあたる8784棟が全半壊した。
　電気・ガス・水道などライフラインは寸断され、阪急・JR・阪神などの鉄道もストップ、阪神高速3号神戸線にいたっては西隣の神戸市東灘区で高架橋が約500ｍにわたり倒壊した。阪神高速3号神戸線が通行出来なくなったことにより、国道43号線と国道2号線に車両が集中して大渋滞が発生した。一般道路においても道路脇の電柱が倒れ、自動車の通行が出来ない箇所が多くあり、確実な市民の足は自転車やバイクと言った二輪車に頼ることになった。
　地震直後から公立学校を中心に市内55カ所に避難所が設けられ、20000人以上（8000世帯以上）の市民が避難所での生活を送ることになった。しかし避難生活は様々な面で辛く厳しいものだった。物資の不足による不便さは勿論であるが、余震に対する恐怖、寒さと不衛生からくるインフルエンザの流行、そして何より全てを失った人の将来への不安などは救援物資や義援金が解決出来るような問題では無かった。中には折角助かった命を避難生活中に自ら絶った人もいた。

※上記の数値は芦屋市消防本部の発表を参考にしております。

【芦屋市ボランティア委員会】
　地震発生後、芦屋市役所に避難していた被災者や、市外から訪れた多数の救援ボランティアによって芦屋市ボランティア委員会は自然発生的に結成された。その後、芦屋市ボランティア委員会は芦屋市災害対策本部と協力し活動を行った。
　芦屋市役所へ訪れるボランティア参加希望者は、全て市役所内に設置された芦屋市ボランティア委員会受付でボランティア登録され、その日の内に芦屋市災害対策本部や市内の避難所からのボランティア要請に応じて派遣された。最終的な登録者数は6000人を超え、当時としては芦屋市内最大のボランティア団体であった。その活動は多岐にわたり、炊き出し・給水補助・救援物資管理などの救援活動から、仮設住宅への引越・独居老人への訪問などの復興支援活動までにおよんだ。
　約半年間の活動の後、芦屋市ボランティア委員会は1995年9月末にその役割を終え解散した。（※独自に活動を継続した一部の部門もあった）

【当コミュニティの目的】
　芦屋市ボランティア委員会は、メンバーの大部分が県外・市外からの救援ボランティアであった。そのため1995年9月の解散後、芦屋市ボランティア委員会のメンバーは元の生活へと戻っていった。そこで当サイトは全国に散らばった芦屋市ボランティア委員会関係者の連絡用として開設した。

※なお現在、当コミュニティは「芦屋市役所」や「芦屋市社会福祉協議会」など公的機関とは一切関係ありません。

■注意事項■

　芦屋で活動していた1995年当時とは違い、プライバシーや個人情報の取り扱いに関して厳しい時代です。当コミュニティへ書き込みされる場合は、慎重に願います。特に本名に関しては、「ｍｉｘｉ」では非公開にしている方もいらっしゃいますので、書き込みの際には表示されている「ニックネーム」でお願いします。
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