★編曲(アレンジ)とは、作曲と演奏の間に位置する、<音楽の要>ともいえる仕事です。
クラシック音楽のように作曲者が絶対的地位をもつ音楽ではなく、いまや遍く広まったポピュラー音楽では、「自由で飾らない精神」による新たなカヴァーやリメイク等がその大きな特徴であり、まさにその中核をなすのが「編曲」ともいえるのです。
編曲的行為は「男性キーの曲を女性キーに移調する」というところから始まっています。元々の音的素材を、その時々の演奏者や演奏形態に合わせて料理する...それが編曲なのです。
わたしのささやかな音楽生活の中で、演奏や作曲以上に編曲が占める位置は大きく、そこから音楽とは何かを学んできたのです。
今、そんな自らの経験を元に、「編曲」に関心を持つ若いシンガー&ソングライター、あるいは吹奏楽、ビッグバンドをはじめ、譜面作りで悩むミュージシャンに向けて、さまざまな疑問に答える「公開講座(塾)」を開設します。
私の考える「編曲とは何か?」をあますところなくお伝えします。
なお、2005年暮れ創立のわたしが師範をつとめる[mixi作詞道場]は、mixiの<双方向コミュニケーション>による<添削>という方法を武器に、予想外の実績を生み出しました。
編曲というテーマを、このコミュニティ―を通じてどんなスタイルで進めていくかはまだ未知数です。まずは交流の広場(公開講座)を作り、その後、必要に応じて「私塾」へとすすんでいきたいと思います。
音楽の好きな方、人間が好きな方、情熱のある方、また気楽に見学の方...どなたも参加できます。