中島美嘉5thアルバム『VOICE』
11月26日リリース決定!
本日(10/31)の公式発表を記念して作りました。
トピックの作成や書き込みは、マナーを守って楽しく利用して下さいm(_ _)m
*****以下、公式サイトより*****
中島美嘉「VOICE」
1.LIFE
【フジテレビ系土曜ドラマ「ライフ」主題歌】
2.SAKURA〜花霞〜(DAISHI DANCE)
【パナソニック カード愛情サイズTV−CFソングリミックスバージョン】
3.FOCUS
【キヤノン「IXY DIGITAL 920IS」TV-CMソング】
4.永遠の詩
【角川映画「サウスバウンド」主題歌】
5.ORION
【TBS系金曜ドラマ「流星の絆」挿入歌】
6.あなたがいるから
【魔法のiらんどケータイ小説「Pure with me…」イメージソング】
7.MY GENTLEMAN
8.TRUST YOUR VOICE
9.IT'S TOO LATE
【KATE TV-CFソング】
10.I DON'T KNOW
【KATE TV-CFソング】
11.SHUT UP
12.conFusiOn
【KATE TV-CFソング】
13.FLOWER OF TIME
14.声
【初回盤 CD+DVD】
AICL1981-2 / \3,500(tax in)
【通常盤 CD】AICL1983 / \3,059(tax in)
※初回盤には「LIFE」「永遠の詩」「SAKURA〜花霞〜」「I DON'T KNOW」「ORION」「FOCUS」のビデオクリップを収録
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中島美嘉から5枚目のアルバムが届けられた。
ヒットシングル「LIFE」、森三中との驚異のコラボレーション「I DON'T KNOW」(MICA 3 CHU)、話題のウインターバラード「ORION」、CM曲として記憶に新しいダンスチューン「FOCUS」他、耳に馴染んだ現発表曲を含んだ全14曲。
“TRUST YOUR VOICE”
右の手首の内側に、彼女はこのフレーズを刻んでいる。
「自分の生きていくテーマというか、好きな言葉ですからね。実際、ずっと自分の直感を信じてきたし…。私としては何の気なしにやったことなんだけど、スタッフのみんなにはインパクトがあったみたいなんですよ、このフレーズが。で、“次のアルバムのタイトルは、それでいこう”って話になって。でも、いままでぜんぶワンワードのタイトルできてるから、“だったら『VOICE』にしない?”って」
1年9ヶ月ぶりのニューアルバム「VOICE」。この作品を貫く“自分の直感を信じて生きろ”というテーマ、それをもっとも端的に示しているのが、ゴスペル・テイストのアレンジとダイナミックなメロディが溶け合う「TRUST YOUR VOICE」。周囲の意見、溢れる情報に惑わされず、自分の心の声を信じてほしい――この曲が放つメッセージはそのまま、彼女自身の生き方に繋がっている。
「母からも言われますからね、“あなたは小さいときから、言い出したら聞かなかった”って(笑)。迷っているときは他の人の意見を聞くことも大事だけど、やりたいことが決まってるんだったら、そのまま進んだほうがいいと思うんですよね。自分の声が聴こえないとき? よく言ってることなんだけど、焦らないことじゃないかな。わからないまま動くと、ますます周りが見えなくなっちゃうから」
また、シンガーソングライター・柴田淳の書き下ろしによる「声」も、本作のコンセプトを形作っている楽曲のひとつと言えるだろう。中島が自ら連絡を取り、「ぜひ、曲を書いてほしい」とオファーしたことで実現したこのバラードは、“シンガー・中島美嘉”の真摯なスタンスと決意――私は生きて、歌い続ける。燃え尽きるまで。いつかこの声だけが残る。――をダイレクトに響かせていることにおいて、きわめて重要な役割を果している。「ご本人と直接やりとりさせてもらったこともあって、特に大事な曲になりましたね。“たとえ私があなたの景色だったとしても”というフレーズには“何だ、この表現は?!”って本当に驚かされたし、魂を込めて歌いました」
そのほかの新曲からも、“音楽”の喜びをたっぷりと感じられる。「あなたがいることで あと少しだけ生きれる気がするの」というフレーズが軽やかに広がるワルツ「あなたがいるから」、アコースティックギターを中心にしたシンプルなアレンジが印象的なラブソング「MY GENTLEMAN」(彼女自身による、切なくも愛らしいリリックにも注目してほしい)、彼女の作品に欠かすことのできないクリエイター、Lori Fineによるヘビィ・ロック・チューン「SHUT UP」、そして、洗練されたソウルネスと祝福に満ちたメロディがひとつになったミディアム・バラード「FLOWER OF TIME」。言うまでもなく、これだけカラフルな楽曲をナチュラルに表現する彼女のボーカリゼーションも、このアルバムの大きな魅力。そう、「VOICE」というタイトルは、彼女のなかに芽生えた、歌に対する強い思いも反映しているのだ。
「前までは、努力していることを人に知られるのが好きじゃなかったんです。『NANA』にも似たようなセリフがあるんだけど、天才だと思われたかったというか、“カンタンにやっちゃうね”って言われたかったんですよね、きっと。でも、私はもちろん天才ではないし、ちゃんと努力していかないと追いつかない。だからいまは“やってます!”って公言してます。“こんなにやって、まだこんなもんか”って思うことも多いですけどね。歌は、本当に難しいです」
「TRUE」「LOVE」「MUSIC」「YES」、そして「VOICE」。作品を重ねるたびに彼女は自らの表現を進化、成熟させてきた。ジャンルを越えた高品質な楽曲、そして、その生き方から導かれたリアルなメッセージがひとつになった本作は、現時点での最
高傑作である同時に、彼女の新しいピークを作り出していくことになるだろう。ここに収められた彼女の歌が、聴く者の気持ちをしっかりと捉え、自分の人生をまっすぐに生きる勇気を与える――このアルバムから伝わってくるそんな手ごたえは、混迷を極める現代において、それはひとつの福音ともいえるのではないだろうか。「直感を信じる、なんて言っても、周りから言われることは気になるし、いちいち傷つきますよ。だけど、立ち直るしかないんですよね。やるって決めたんだから」
文:森朋之