「コドモノクニ」は1922年1月に創刊され44年3月に終刊を迎えるまで23巻265冊を数えた日本を代表する絵雑誌です。
幼児を対象に絵・おはなし・童謡・舞踊・劇・工作などをとりいれ、芸術性豊かな絵雑誌として東京社から刊行されました。画家たちが企画に参加し、あるがままの子どもを直視し、真剣に子どもの心を問い、子どもたち自身にページの中に自分を発見させることを目指しました。
編集顧問となった倉橋惣三は、芸術が人間としての理想的な生き方につながると信じ、子どものために多様で純粋な芸術表現を求めました。
北原白秋、野口雨情が童謡顧問、中山晋平が音楽顧問、編集主任は和田古江、絵画主任は岡本帰一が担当。
企画段階からかかわった武井武雄は、創刊号の表紙絵・題字ともに手がけている。
代表的な画家としては、清水良雄、川上四郎、初山滋、本田庄太郎、竹久夢二、細木原青起などが上げられます。
◆絵本、イラスト、グラフィックデザイン、etc...