GTさんが管理人の「日詩会」で
連句を楽しむコミュを別に立ち上げました。
このコミュは、自由に楽しむコミュですが、
一応基本の連句の説明をします。
(副管理人さんの「侘び助椿」さんに教えていただいたことを
より簡単にまとめてみました。)
○連句は、通常数人の連衆が集まって、
最初に五七五(長句)を詠み、
それに七七(短句)を続けるという形式の詩歌です。
これをエンドレスで続けるわけにもいきませんので、
一応36句で区切りをつけ、
これを「歌仙」といいます。
○「歌仙」とは。
♦初折(しょおり)の表6句、裏12句、
名残の12句。
裏6句の36句の構成ですが、
初折の18句で座を閉じる「半歌仙」も一般的です。
♦「2花3月」といって、
36句のうち「花の座」が2回、
「月の座」が3回あります。
♦提としての決まりごと(式目)は
「歌仙は36歩なり。一歩も後に帰る心なし」
とされていて、発句と脇以外では、
重複、停滞、同種、同趣、同景
などは避けることになっています。
○初折の表6句の式目
?1句目を発句(挨拶句)、次を脇と称します。
?脇は発句と同じ季節、同じ時間、同じ場所を
詠みます。
?第3は発句がどの季節(新年、春、夏、秋、冬)
から始まっているかにもよりますが、
季を進めて(無季の雑(ぞう)の場合もあります)
下五句を「て」「にて」「もなし」「らん」
などで留めるのが普通です。
?第5が「月の座」
(発句が秋の場合は脇を「月の座」にする)、
6句目を折端といいます。
?表6句では
神祇、釈教、恋、無常、戦争、妖怪
などは詠まない。
というような細かい式目があります。
?初折の裏1句目を折立といいます。
?2句目、3句目あたりで「恋」を入れます。
?あとは普通に付けていき
?7句目が「月の定座」です。
どの月になるかは折立の季節によって変わります。
?さらに続けて11句目が「花の座」、
?12句目の折端は前が「花の座」ですから
春を詠みます。
○名残の表12句
?折立は「春」を詠みます。
理由は初折の折端が春だからです。
?名残の表11句目が「月の座」です。
ここはすべて「秋の月」を詠みます。
従って折端は「秋」ということになります。
○名残の裏6句の折立は「秋」。
理由は表の折端が秋だからです。
?5句目が「花の座」
?挙句が「春」となって
歌仙一巻を巻き終えることになります。
(挙句は七七です。)
と、こうして書くと非常にややこしいし、
難しいです。
侘び助椿さんに教えていただかなかったら、
管理人であるにもかかわらず、
私は何も解りません。
管理人の私がなにも解らなくて運営しているので、
このコミュは、自由句です。
なんでもありの、
自由に言葉を楽しもう♪
というコミュです。
それは、ここでコミュのみなさんが
楽しく言葉遊びをしている句をよんでいただければ、
いかに自由か、
ということが解っていただけると思います。
自由ではあるけれど、
一応基本は知っておいたほうがいい。
と思って、侘び助椿さんにお願いして、
連句の細かい所を教えていただきました。
そんなわけで、
みなさん、
自由に参加して、
言葉遊びを楽しんでください♪
(管理人。kiko)