【成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-1)】
なぜか南九州などにキャリアの方が偏在しているこのウイルス。
日本には約120万人のキャリアがいると推定され、そのうち毎年数百人の方々が成人T細胞白血病(ATL)やHTLV-1関連脊髄症(HAM)を発症しているそうです。
このウイルスに感染したとしても、必ずATLやHAMを発症する訳ではありません。むしろ、ほとんどの人は発症せずに一生を過ごします。
しかし、一旦発症すると、予後は極めて不良のケースが多く、さらには効果的な治療法も確立されていません。
なお、厚生労働省では2008年現在、ATLとHAMを難病指定していません。未治療だとほぼ確実にエイズを発症してしまうHIVとは異なり、HTLV-1感染者が必ずしもATLやHAMを発症しないことが難病指定を難しくしている要因なのかもしれません。役人はいつも腰が重いようです。大学などでの研究費や患者さんの治療費など、お金に関する問題も山積みです。
このコミュの目的は、多くの人々にこのウイルスの存在を知ってもらうことです。
みんなが知れば、国も変わるかもしれない。
まずは知ることから始めませんか。