『ヨハネの黙示録』(ヨハネのもくしろく)は、『新約聖書』の最後に配置された書であり、『新約聖書』の中で唯一預言書的性格を持つ書である。『ヨハネの黙示録』は、単に『黙示録』あるいは『ヨハネによる黙示録』、『神学者聖イオアンの黙示録』ともいわれ、プロテスタント福音派の一部には(冒頭の言葉から)『イエス・キリストの黙示』と呼ばれることもある。
タイトルの「黙示」とはギリシャ語の「アポカリュプス」の訳であり、原義は「覆いを取る」ことから転じて「隠されていたものが明らかにされる」という意味である。『黙示録』はキリスト教徒の間でも、その解釈と正典への受け入れをめぐって多くの論議を呼びおこしてきた書物である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』