信長の存在は、
その眉間の皺に象徴されている。
それは思い通りにならないものへの
苛立ちであり、憎しみであり、
時代を超え、遠くを見ようと
目を細めた結果としての皺である。
最も有名な
長興寺蔵・狩野元秀筆による
肖像画に描かれた
卵のようにツルリとした顔にあって、
その皺は目を引く。
眉間は
時代を嗅ぎ分ける鼻、
見据える眼、
思考する脳
のちょうど中央にあり、
そこに出来る皺の深さは
叡智の表れとも言えよう。
実際信長ほどその肖像において
眉間の皺が印象に残る人物はいない。
ツルリのした顔と対象的な
神経質そうな眉間の皺。
僕は、信長の眉間の皺が好きである。
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このコミュは僕、管理人ウッディーによる
進行形の「戯曲・ノブナガ」を中心に構成されている。
以降、戯曲の加筆や数多く出回っている信長本の紹介、
レビュー等をアップしていくつもりである。
だからここは信長好きの賑やかなコミュというよりも、
信長の資料庫のようなものになればいいと考えている。