コミック【新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST】のコミュです。
【作品紹介】
『新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』(しんきどうせんきガンダムウィング バトルフィールド オブ パシフィスト)は、講談社のゲーム雑誌「覇王マガジン1997年4月号・5月号」および幼年向け漫画雑誌「コミックボンボン1997年夏増刊号」に掲載された漫画作品。
『新機動戦記ガンダムW』から派生した作品で、『新機動戦記ガンダムW』とOVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の中間期を扱った物語の一つ。
時期設定が同じであるラジオドラマ「新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET」とよく比較対象に挙げられるが、「BLIND TARGET」が人物ドラマを重点に置いているのに対し、こちらはガンダム作品らしくモビルスーツによるアクションシーンもふんだんに盛り込まれている。
原作脚本はTVシリーズの脚本も手掛けた千葉克彦、メカデザイナーにはTVシリーズやOVAでもメカデザインを手掛けた石垣純哉が起用されており、更に漫画執筆をアニメ作品と違和感無い作画には定評のあるときた洸一が担当する事で、作品自体に強い説得力を持たせる事に成功した秀作と言えるだろう。
また覇王マガジンの休止に伴い、ボンボン増刊号に場所を移して掲載されたが、単行本化に伴い後半100ページは書下ろしとなっている。
「平和主義者たちの戦場」というサブタイトルを冠したこの作品は時間軸としてはちょうどTVとOVAの中間にあたり、かつてのOZの無人プラント「ウルカヌス」を巡る陰謀とそれを阻止するための戦いが描かれる。極端な完全平和主義を標榜する政治団体や、独特の思想を持つOZの残党などを登場させ、「平和とは何か」「支配とは何か」という「W」全体に流れるテーマをきっちり押さえている。ちなみにガンダムたちはOVA「エンドレスワルツ」での新デザインで劇中に登場している。のちのOVAにもきれいにつながっているかなり優れた作品である。
尚、当コミックはオリジナル版 廉価版 Gレジェンドコミックス版の三種がある。
【内容】
A.C.196。平和になった地球圏に新たな紛争の火種が!謎の無人衛星「ウルカヌス」をめぐり、五人のガンダムパイロットたちは、再び集結する。TV版とOVA「エンドレスワルツ」の間を埋める「ウルカヌス編」開幕。
MD生産工業衛星ウルカヌスを巡り、パーフェクト・ピース・ピープル「P3(キューブ)」のビクター・ゲインツ、OZ(トレーズ派)残党軍ブローデン特佐らが暗躍する中、ガンダムパイロット達は…。
著者 ときた洸一
脚本 千葉克彦
原作 矢立肇 富野由悠季
発売日
オリジナル版 1997年10月6日
廉価版 2003年4月23日
Gレジェンドコミックス版 2005年12月22日
検索ワード
ガンダム ガンダムウイング ヒイロ・ユイ デュオ・マックスウェル トロワ・バートン カトル・ラバーバ・ウィナー 張五飛 リリーナ・ドーリアン ビクター・ゲインツ アフターコロニー ウルカヌス パーフェクト・ピース・ピープル