ノーベル文学賞受賞作家、エルフリーデ・イェリネク(Elfriede Jelinek)のコミュニティ。
■プロフィール:
1946年10月20日、オーストリア・シュタイアーマルク州ミュルツツーシュラーク郡生まれ。ウイーンで育つ。
オーストリア現代文学、ドイツ語現代文学を代表する女性作家。
オーストリアのフェミニズムの旗手であると同時に、反政府的でラジカルな発言が多いことから、国内では政治色の強い作家としても捉えられている。
1998年、ドイツで最も重要な文学賞であるゲオルク・ビュヒナー賞を受賞。
2004年、フランツ・カフカ賞受賞。同年、ノーベル文学賞受賞。
小説『ピアニスト』はミヒャエル・ハネケにより映画化、2001年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
■作品:
「レストハウス、あるいは女はみんなこうしたもの―喜劇 (ドイツ現代戯曲選30 第 28巻)」
谷川 道子・訳 2007/5 論創社
「汝、気にすることなかれ―シューベルトの歌曲にちなむ死の小三部作 (ドイツ現代戯曲選30) 」
谷川 道子・訳 2006年 論創社
「したい気分」
中込 啓子・訳 2004年 鳥影社
「ピアニスト」
中込 啓子・訳 2002年 鳥影社
「トーテンアウベルク―屍「かばね」かさなる緑の山野」
熊田 泰章・訳 1996年 三元社
■公式サイト:
Elfriede Jelinek Homepage (ドイツ語)
http://
■エピソードなど:
「Jelinek」はチェコ語で「子鹿」の意。
父親はユダヤ系がルーツ。化学者であったが、精神病を患う。
母親はドイツ系ルーツのカトリック信者。ウィーンの裕福な家庭の出身。エルフリーデを音楽家にしたかったらしい。
2004年のノーベル文学賞の授与式は、「社会的恐怖症(対人恐怖症)」を理由に欠席した。