熱中症とは
熱中症とは、高温の環境下での全身の障害の総称です。
熱中症になると、体の中に熱がこもり、全身にダメージを受けます。
熱中症になると、睡眠の質が低下し、自律神経のバランスが崩れ、疲労回復がしにくい体になります。
熱中症に光化学スモッグの影響が重なると症状も悪化します。
熱中症の症状
熱失神:突然の意識の消失。発汗。脈拍が遅くなる。
熱疲労:皮膚は冷たい。発汗。
熱痙攣:突然の不随意性有痛性痙攣と硬直、足がつる、発汗。
熱射病:高度の意識障害。体温が40℃以上まで上昇。発汗できないため皮膚は乾燥。脳にダメージを受け、認知症になる人も。
心臓にも負担がかかるため、息が荒くなり、気分が悪くなる場合も。
熱中症は夏に多いですが、環境によっては夏以外にも症状が出ます。
光化学スモッグとは
光化学スモッグとは、工場や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や炭化水素(揮発性有機化合物)が、紫外線による光化学反応で生成された有害な光化学オキシダントのスモッグです。
光化学スモッグは、夏に多く日ざしが強く風の弱い日に発生しやすい。
光化学スモッグで体を涼しく潤わす機能が低下していると、熱中症を起こしやすくなります。
光化学スモッグと越境汚染
日本では1970年代をピークに減少傾向でしたが、最近は、中国からの越境汚染による大気汚染物質の流入が上積みされ、増加傾向にあります。
光化学スモッグ発生の早急な予測体制の整備など、対策が急務です。
すみきった青空を取り戻すため、越境汚染の実態を知ってください。
大気汚染の原因にもなる硫酸エアロゾル(硫黄酸化物)の発生源は、
1995年の推定データでも、
49%:中国
21%:日本の工場・自動車など
13%:日本の活火山
12%:韓国
猛暑日とは
1日の最高気温が35℃以上の日。
【Web】
熱中症は軽くても心身を乱します
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光化学スモッグ
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大気エアロゾル(微粒子)予報
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大気汚染粒子予報(動画)
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都市スケール化学天気図
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全球化学天気図
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