韓国KBS放映のドラマ『王と妃』を語るコミュニティです。
このドラマは朝鮮王朝第5代王、文宗[ムンジョン]の時代から第10代王、燕山君[ヨンサングン]の時代まで、約50年間を宮廷の権力闘争を中心に描きます。長い期間を扱うだけあって登場人物も膨大です。そして、その登場人物のほとんどは実在した人物です。また、ドラマで描かれるエピソードの多くも実際にあった出来事を基にしています。歴史の面白さを味わうのに最適のドラマと言えるでしょう。
物語の中心は王族に嫁いできて、我が子を王にするために数々の策謀を練り、やがて王の母になって宮廷の中心に君臨することになる綏嬪韓氏[スビンハンシ](→仁粹大妃[インスデービ]))です。権力闘争の真っただ中に身を置いた鉄の女として描かれます。しかし、ドラマの主人公は彼女だけではありません。50年という年月の間に次々と様々な人物が現れ、舞台をにぎわしては去っていきます。そうした人物たちの群像がみなその時点での主人公でもあるのです。その激動の50年間を生き抜いた仁粹大妃は時代の語り部とも言えるでしょう。権力の座を夢見て、一時はその頂点に立った仁粹大妃。彼女ははたしてその権力の味に満足できたたのでしょうか。この物語は仁粹大妃と群像たちの姿を通じて権力の意味を問い続けていきます。
朝鮮王朝が成立してから約60年。4代王世宗[セジョン]の治世で国の基盤もようやく固まってきた。しかし、世宗が病弱な長男、文宗を次の王に定めたことから朝廷に暗雲が立ち込め始める。そんな中、文宗の弟である首陽大君[スヤンデーグン]の長男に嫁いだ綏嬪韓氏は、首陽大君が王になれば我が子も王になれると考える。
◆当時の王たち・朝鮮王朝4代〜11代(在位期間)<存命期間>
4代:世宗(1418〜1450)<1397〜1450>
5代:文宗(1450〜1452)<1414〜1452>
6代:端宗(1452〜1455)<1441〜1457>
7代:世祖(1455〜1468)<1417〜1468>
8代:睿宗(1468〜1469)<1450〜1469>
9代:成宗(1469〜1494)<1457〜1494>
10代:燕山君(1494〜1506)<1476〜1506>
11代:中宗(1506〜1544)<1488〜1544>
□放送局
韓国KBS
□タイトル
『王と妃(왕과 비)』
□放映期間
1998年6月6日〜2000年3月26日(全186話)
□脚本
チョン・ハヨン
□演出
キム・ジョンソン、ユン・チャンボム
□主な出演者
チェ・シラ(채시라) 綏嬪韓氏→仁粹大妃
イム・ドンジン(임동진) 首陽大君→世祖
チョン・テウ(정태우) 端宗
チェ・ジョンウォン(최종원) 韓明澮
ハン・ヘスク(한혜숙) 府夫人尹氏→貞喜王后
シン・グ(신구) 譲寧大君
イ・ジヌ(이진우) 成宗
キム・ソンニョン(김성령) 廃妃尹氏
イ・ジョンギル(이정길) 申叔舟
アン・ジェモ(안재모) 燕山君
■日本での放映
KBS−World
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放送開始:2008年1月31日(木)
本放送日時:毎週水・木・金 25:20〜26:25
再放送日時:毎週水・木・金 13:01〜14:10
BS日テレ
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放送開始:2010年12月31日(金)
本放送日時:毎週月〜金 16:00〜16:55
★初めまして挨拶
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