賛否両論
皆さんの率直な意見お待ちしています
きつい時もあります。
休めば完治も早いこともあります。
別に4番でなくてはならないことはありません。
でも、金本さんは出続けるということで、自分を持っているのだと思います。
後述にも書きましたが、努力、結果あってこそ、なのです。
【記録はフルイニングだけではない】
トリプルスリー(2000年)(打率3割以上30本塁打以上30盗塁以上)の記録保持者は打撃力(打率、出塁率、四死球数(ここには選球眼も問われます))、走力があって取れる記録であります。
三塁打(2006年終了時点通算30本)も結構打っています。
サイクルヒットも(1999年4月24日)に達成しています。
1002打席連続無併殺打(2000年5月12日〜2001年9月28日) ※日本記録。
「打撃の神様」川上哲治に並ぶ通算3500塁打達成。史上21人目の記録(平成19年8月10日)
よく、金本さんが敬遠をされる場面を見ます。これは、相手バッテリー、相手首脳陣が警戒をしているからこその敬遠なのです。
これは日本人選手では、あまり見られないと思います。(9回裏同点の場面などの塁詰め敬遠はあります)
敬遠四球が今季(2009年途中)52個目の四球となり、プロ通算1062四球(8/7日現在)で、歴代10位の山内一弘氏を抜き、榎本喜八氏と並ぶ歴代9位タイの記録となった。
この記録は阪神で代々4番を張った田淵幸一氏や掛布雅之氏をはるかにしのぐ球団史上最多となった。
2005年は、6月10日甲子園球場での北海道日本ハムファイターズ戦の1回裏に入来祐作から本塁打を放ち、「全球団から本塁打」という記録を達成した。
これは史上4人目の記録だが、過去の3人はいずれもセ・パ各4球団以上を渡り歩いて記録している。
金本はこの年から導入された交流戦のおかげで、広島と阪神の2球団しか所属していないにもかかわらずこの記録を達成することができた。
そして、6月28日には米子市民球場での広島戦で、かつての同僚黒田博樹投手から本塁打を放ち、現役選手では当時最多の32球場でアーチをかけたこととなった。(日本記録は山内一弘の39球場、2007年に田中幸雄が33球場で本塁打を放ったため現役1位の記録は譲ることになった)
さらに、8月11日の中日ドラゴンズ戦では1000試合連続出場、8月25日(対広島戦)では1000得点、9月9日(対広島戦)では1000打点を達成すると、10月4日には40本塁打を達成。
1986年のバース以来、日本人選手では1985年の掛布雅之以来の大台で、甲子園のラッキーゾーン撤廃後は初めての快挙であった。
日本シリーズでは4本塁打(史上9人目、10度目)、3試合連続本塁打(史上4人目)、1試合2本塁打(史上21人目、26度目)と3つのシリーズタイ記録を達成しております。
MVP賞はただ出続けたというだけで評価されるものではありません。
三冠王は取れませんが、常に成績は上位にいます。
「出続けていればヒットが打てる」それは違います。
打率は出続けている選手の方が、高打率を残すことは難しいでしょう。規定打率があるのはその為なのですから。
【真似のできない記録といわれる理由】
当然、皆さんが言われているように、守備が下手であれば、守備固めでの交代。足が遅ければ、代走。野球のセオリーとして考えれば、当然の采配です。
しかし、交代しない理由は、監督、コーチが彼の能力を認めているからです。
今年で39歳になりました。36歳のシーズンでは、自己シーズン記録(打率、本塁打、打点)の更新をしています。その年の打点王を獲得。MVPにも選ばれた。
記録を更新している以上、周りは認めざるを得ないのです。結果が出ていなければ、スタメン落ちは当たり前です。ただ、過去の実績が首脳陣の信用を獲得しているのでしょう。年俸も日本人1位(5億5千万円)です。ただ出てるだけでは球団はそこまでくれませんし、試合にも出さないでしょう。
【出続けたきっかけ】
広島時代、主力選手が次々と怪我で2軍へ調整している間、広島は若手でチーム構成を図っておりました。しかし、当然、ベテラン選手チームとの格差、スタメンが組めない。選手間のコミュニケーションがうまくいかない。など、目の当たりにしてきました。
そこで、彼は「ケガと言わなければケガじゃない。口に出すから、怪我になる。」と自体に鞭を打って出続けたのです。
昨年、今年の巨人が以前の広島と同じルートを辿っているように思えるのは私だけでしょうか?
素人草野球みたいに、ただ、野球がしたいから「出る(出たい)、交代しない。変わらない。」とわがままを言って試合に出られるほど、プロは甘くないのです。
【プロ野球を観たいファンの為】
阪神ファンは野球を知っています。
2死満塁でライト前ゴロ。打球もそれほど早くありません。2塁走者の鳥谷選手の走塁は野球を知っているファンが見ても、「なぜ…。」「走らんかい!!」と思いました。1点が重いゲームでしたし。
勝つため、プロとして、「いい加減なプレーをファンに見せない。」「しっかり、野球を観てもらう。」という姿勢からだと思います。
【兄貴から若手への期待】
若手へ渇を入れるのも、若手、チーム、プロ野球界を考えてのことです。
「出来る選手だからこそ、言う。」
鳥谷選手は金本さんと同様、フルイニング出場継続中です。
後継者として期待しているのです。
『フルイニング』ということは、途轍もない記録だと思っております。
『兄貴』と慕われるからこそ、可愛い弟分には厳しいのです。『阪神の4番』という責任感(プライド)が強いのです。
「プロは立ち止まったら終わりだ、現状に満足するな。」と本人も言っている。
それ以上に、彼は自分に厳しいのです。
金本知憲、今日も優勝に向かって突っ走る。
彼の記録がどこかで途絶えていたとしても、その価値に変わりはないはずだ。