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ギフテッド(gifted)教育

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詳細 2024年2月14日 20:10更新

「gifted and talented education」
本コミュニティは、いわゆる「天才児」「ギフテッド」をもつ親御さんや、幼児・小児等への育児・教育に関心のある方の集いです。

お父さん・お母さん、おじいちゃん・おばあちゃん、教師、学生・児童、さまざまな立場からのご意見や情報、お待ちしております。

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■ギフテッド (Gifted)
・・・平均よりも顕著に高い能力を持つことである。その傾向は誕生時から生涯にかけて見られる。世間的な成功を収めることではなく、学び方の素質や生まれつきの学習能力を持つことを指す。ギフテッドを英才児、優秀児、天才児などと訳すが、日本では「飛び級できるような賢い子」という一面でしか捉えられておらず誤解が生じているため、本項ではギフテッドと称する。
タレンテッドという言葉もギフテッドと併用され、ギフテッド・タレンテッド教育 (GATE, Gifted and Talented Education) などとも言う。ギフテッドが全般的、学術的な才能を指すのに対し、タレンテッドは芸術的な才能を持つ者を意味する。(wikipedia)

■ギフテッド教育
・・・ギフテッドやタレンテッドと判明した子供の教育に用いられる教育手法、理論、特別手段を指す。ギフテッド教育は、ギフテッドに対応する学習計画である。世界中の様々な学校で行われているが、英語圏では通常 GATE (Gifted and Talented Education) や TAG (Talented and Gifted) という略称が用いられる(wikipedia)
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▼主要トピック▼
自己紹介
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=25950995&comm_id=2878969
ギフテッド教育に関する資料
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=25950893&comm_id=2878969
コミュ運営に関してのご意見ご要望
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=25950843&comm_id=2878969


「天才」の居場所がない日本
ギフテッドの現状・支援を考える。池田 太一(オーマイニュース 2007-11-23 18:30)

“贈り物”と呼ばれた荷物には、とても便利なアイテムが入っていた。でも荷物はすごく重くて、1人では持てなかった。

『HEROES』(衛星放送「スーパー!ドラマTV」で放送中)というアメリカのテレビドラマをご存じだろうか? 突如特殊能力に目覚めた人々が地球の危機を救う、超能力アクションドラマである。

その能力者の1人に、ヒロ・ナカムラという日本人サラリーマンがいる。このヒロを演じるのが岡政偉氏(おかまさより・俳優名はマシ・オカ)、J・ルーカスのILM社の社員かつ俳優という一風変わった人物だが、彼にはさらにもう一つの側面があった。

彼は「ギフテッド」と呼ばれる、高い学習能力を持って生まれた人物である。

少年時代のIQは180と診断され、ギフテッド専用の学校に通っていた。彼の母がギフテッドである息子の為に、専門校のある米国に渡った為である。

岡氏の様なギフテッドと呼ばれる人物は、もちろん日本にもいるが、少なからず彼らは海外へ移住していく。理由は明らか、日本にギフテッドを育てる環境がほとんど存在しないからだ。

皆が考える難題を、フラッと現れては鮮やかに解き明かす…漫画やドラマに現れる「天才」は、いつだって格好良い。もちろんそれは虚像で、知能指数の高さと、良い将来を迎えられる事はイコールでは無い。しかし、そんな極端に偏ったイメージがまだ日本には残っていて、せっかくのギフトを開けられずにいる。

例えば日本人は「努力」を尊ぶ人種だが、その目標は「人並み」で止まっていないだろうか。確かに劣っている状態(マイナス)から平均の状態(±0の)までの努力は凄まじいモノがあるが、更に特化して学んでいくという過程に到りにくい。

ここがゴールだ! と、決められた距離を走るのは得意だが、どこまでも走って良いと言われれば、足を止めてしまう。それでもここ数年、ゆとりや自由を大切する動きはあった。しかしそれは、平均的な学力を押し付けずに得る為のゆとりだ。いわば5〜40キロメートルならいくらでも走って良いというもので、限られた枠があることに変わりは無い。

更に日本人の理解を苦しめるのが、ギフテッドに表れやすい特徴であるOD(多動性障害)、過剰な感情変化などの非社会的な側面だ。その思考過程や強い探究心から、いわゆる平均的な子供からすると突飛ともいえる行動を取ることがある。

また、軽度の自閉症状などを持つアスペルガー症候群の中に、ギフテッドが多いという調査結果もある。彼らは執着心が強く、人との関係に関心が薄い(例えば、皮肉で他人から「素晴らしいですね」と言われても、その意図に気付かず素直に受け止めてしまう)。

また自分の行為を、正当に評価してもらえない場面に多く出会った結果、さらに人と距離を置いたり、わざとレベルが低い振りをする、といった悪循環に陥ることもある。まるで、障害者扱いされていることもあるそうだ。

自分の子供が(良くも悪くも)特別である事と向き合うのを、慣習や周囲が阻害する。「特別扱い」という言葉が、まるで悪いことの様に聞こえてしまう。

私個人としては、ギフテッドの子供がその才を活かさずに、無理をして同学年にいる事には反対で、出来得る限りそのスピードに合った環境に移るべきだと思う。

本人がそれを望まない場合もあるだろうが、少なくともそうしたからといって「子供らしく」育たないという事には繋がらないだろう。

映画「グッド・ウィル・ハンティング」では、天才的な頭脳を持ちながら、過去の経験や自閉的な性格から、不良友達と遊びまわる主人公ウィルが描かれている。

共にスクラップ工場の仕事をするウィルに、友達は言う。

「5年後も俺たちとこんな仕事してたら、俺がぶっ飛ばしてやる」「宝くじの1等当選を持ってて引き換えに行かないのは、ただの嫌味だぞ」

友達はそう言って、ウィルを新しい生き方へと導いた。

才能という武器をむやみに振り回さず、狙いを定めていれば良い成果を挙げる事が出来るだろう。しかし、その重さも知らずに振り回すと、周りや自分を傷つける羽目になる。多くの人が望み手に入れられない「才能」を持つ彼らが、一番手に入れにくいのは、自分を理解してくれる存在なのではないのだろうか。

岡氏と同様に米国ギフテッドの矢野祥君は、著書でこう言う。

「良い結果を出せるなら、良い結果を出すべきだ。自分の能力を過信してはいけないけど、卑下しすぎてもいけない」

自身を持ち、前向きに走り続ける彼ら、この国には彼らを照らす灯りが無い。暗闇を走らされてケガをするなら、海外に移住するのもやむを得ない。

今年発表された、飛び級を認める日本の大学はたったの6校、実際に制度を利用した人数もまだ僅かだ。

米国でもマイノリティに目を向けない時代があり、様々な施策を試しては失敗を繰り返して、現在の環境が作られた。

日本でも、まずは海外のギフテッド教育を学ぶ研修や、それを日本に合ったものに作り変える協議が必要になってくるだろう。

大学などの教育機関はもちろん、MENSA(IQテスト上位2パーセントのみ参加できる団体)でも、12月の英国からの正式認定後には、教育支援活動を行うSIG(SPECIAL INTEREST GROUP)が出来る可能性があるという。

全ての人が、それぞれに「特別」な支援を受けることが出来る、夢のようなことだが少しでも早く近づいていってほしいと願う。
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ギフテッド (Gifted)は平均よりも顕著に高い能力を持つことである。その傾向は誕生時から生涯にかけて見られる。世間的な成功を収めることではなく、学び方の素質や生まれつきの学習能力を持つことを指す。ギフテッドを英才児、優秀児、天才児などと訳すが、日本では「飛び級できるような賢い子」という一面でしか捉えられておらず誤解が生じているため、本項ではギフテッドと称する。

タレンテッドという言葉もギフテッドと併用され、ギフテッド・タレンテッド教育 (GATE, Gifted and Talented Education) などとも言う。ギフテッドが全般的、学術的な才能を指すのに対し、タレンテッドは芸術的な才能を持つ者を意味する。
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OE(過度激動)

ギフテッドの人間には異常なほどの熱情、並外れた集中力、他人とは一風変わった振る舞いが見られる。これは多動性障害、双極性障害、自閉症スペクトラムやその他の心理的障害の兆候に似ているが、ギフテッド教育の専門家はドンブロフスキの「積極的な分離」(w:en:Positive Disintegration) [6]という人格形成理論をしばしば引用する。積極的な分離理論の中核を成すのが、刺激に対する並ならない反応(OE Over-Excitabilities 過度激動)である。これは神経の感受性が増すことによって通常の人間よりも刺激を生理的に強く経験する性質であり、ギフテッドの特徴である。

否定的な分離とは、一般社会的な生き方から破滅的に離れることで、精神病や自殺を引き起こす可能性がある。それに対して積極的な分離とは、一般的な受身の人生から離れ、自分から更に高いレベルの生き方を求めることである。一般社会との積極的分離と再融合を繰り返す人間は、自己や世界の概念が変化していき、最終的に独創的な生き方のビジョンを得てその実現を目指す。しかしその過程は、緊張、不安、気分的うつ、恥、罪悪感といった精神的苦痛を伴う。自己の葛藤も深い感情作用に連動しており、人生の要となる出来事も日常の内省行為も、世の中がそうあるべき姿と現実世界とのギャップを思い知る機会となる。そして利他意識や道徳観念といった更に高いレベルでの人格形成につながっていく。

ドンブロフスキは、短時間の単純な感情は人格の成長にあまり影響はなく、否定的感情も含めた激しい感情作用こそが人生を変えるような劇的な体験をもたらし、積極的な分離を起こすと考えた。つまり精神的苦痛は個人が心理的により高いレベルへ成長するために不可欠であり、その深い感情作用を最大にもたらすものはOEであるとしている。ギフテッドの子どもがOEという平均以上に敏感な精神状態にあることは、勉学や仕事で著しい成果をあげるだけでなく、日常におけるすべての活動においても精神に特異な反応を起こしている。ようするに、ギフテッドは誕生時より常に外界、内界両方からの刺激を増長した精神で感じ、激しく深い幅をもって経験し、内省を繰り返していることが、彼らの著しい成長に関連しているという説である。

ドンブロフスキはOEを次の5つの分野に区分けした。

1.精神運動性OE:一般的に「落ち着きがなく頭の回転が速い」印象を与えるもので、身体的多動だけでなく、話すスピードが速い、話が一気に飛躍する、頭が働いて眠れないという精神的多動も示す。

2.知覚性OE:「神経質」という言葉で表される性質で、増長した知覚意識を持ち、まぶしい光、大きい音、匂い、触感など感覚器官に与えられた刺激に過剰に反応する。靴下の縫い目や服のラベルが気持ち悪かったり、隣室の時計の時を刻む音が気になって集中できないといった例がある。鋭い感性は、幼少の頃から絶景に息を呑み、名曲に涙を流すといった美的感覚にもつながる。

3.想像性OE:隠喩などの詩的表現に優れる。「注意力散漫」と見られ、「おとぎの国の住人」と揶揄されるほどの強い想像力をもつ。白昼夢を楽しみ、前夜見た夢にも過剰に反応する。いわゆる英語圏で言うところの"think out of the box"(枠にとらわれない独創的な考え方)ができる能力として賞賛される資質でもある。

4.知性OE:一般に広く知られているギフテッドの特徴。知識を渇望し、疑問は研究し、理論的な分析や真実の探求を愛する。そのため高度な科学・ドキュメンタリー番組を好んで見たり、頭脳パズル、知覚ゲームを好む。

5.感情性OE:感情の種類と幅が大きく「ドラマチック」な反応を示す。より楽しみ、より悲しみ、より腹立ち、より驚き、より恐れる。深く感情移入し、愛着心、責任感、自省意識も非常に強い。
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日本にギフテッドが浸透しない理由

ギフテッド教育(GATEやTAG)が進んでいる欧米諸国では、現地でギフテッド教育を受けている日本人の子どもが多数いる。その中にはギフテッドを誇りに思っているが、「違う」「独特」「変わっている」などと表現されることを非常に嫌がる親もいる。一般平均と異なるレベルにあるのがギフテッドなのだから、多少異なっているのは当然である。学業成績は維持したまま一般大衆に同化せよというプレッシャーは、ギフテッドの子どもにとって非常に辛い。またギフテッドという輝かしいレッテルは好むが、ギフテッドが精神的に特異であることを認めず、特殊教育の傘下に置かれることを嫌う者もいる。これは特別支援教育=障害児教育という思い込みや偏見があるためである。

日本国内においてギフテッドの定義が浸透しないのは、欧米の機会平等主義に対して日本が能力平等主義であること、一人一人の人間が天・神によって創られているという欧米の宗教観に対して日本では血にこだわる素朴遺伝観が強いといった差が要因にあると言われている。この相違点は氏か育ちか論争(Nature VS Nurture)にも繋がる。

上智大学の加藤幸次は、欧米と日本との「人間観の相違点」として次のように述べている。

欧米では習熟度別指導が早くから導入され,一般化しています。一般的にいわれていることですが,欧米では人間の成長・発達というものは一人ひとり違っているという前提が受け入れられているのです。それに対して,日本では“努力すれば,勤勉であれば,人間は皆同じペースで成長・発達していくものである,あるいは,いくべきである”と考えられています。

実は,欧米では「習熟度別」とはいわず,はっきりと「能力別」というのです。能力というのは生まれつき,その人に備わっているものです。その能力に応じて指導しようというのです。他方,日本語の“習熟”という言葉は,くり返し学習するようにすれば,誰でも一定のレベルに達するものである,と理解されます。
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ギフテッド - Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%95%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89

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ギフテッド教育用語

・分化 (Differentiation) : ギフテッドの子供個人の必要に合わせてカリキュラムを変更すること。学習内容を変えたり、教材のレベルを上げることも含む。

・情動カリキュラム (Affective Curriculum):ギフテッドの子供に感情、自尊心、ソーシャル・スキルなどを教えるために作られたカリキュラム。

・異種混合グループ (Heterogeneous Grouping):異なるレベルの子供達が同じ教室で共に学べるようにした形式。

・同一グループ (Homogenous Grouping):特定の能力、興味、科目によって生徒をグループごとに分ける形式。

・個別教育計画 (IEP, Individualized Education Plan):IEPとはアメリカ合衆国の特別支援教育において生徒一人一人のために作成された個別の教育指導計画書。障害児の場合は、法律によって作成が義務づけられている。必要とする設備、教材や教室での指導などを含めて、その個人が必要とする点が挙げられた書類を指すが、ほとんどの州でギフテッドという理由だけではIEPの作成を必要としていない。ギフテッドの生徒でなおかつ学習障害や注意欠陥である場合にはIEPが作成されることがあり、退屈や欲求不満を緩和するため、好ましい学習態度を強化させるためにエンリッチメントの課題を与えるといった項目が織り込まれている。つまりギフテッドの子供のIEPが作成されるには、通常の教育では物足りないというだけでなく、その他に感情障害や学習障害を持っているという診断が下されなければならない。
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ギフテッド教育 - Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%95%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89%E6%95%99%E8%82%B2

マシ・オカ(岡政偉、おかまさより) - Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%AB

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2007年12月11日

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