ルパン役に、「イザベル・アジャーニの惑い」「スパニッシュ・アパートメント」といま最も注目の俳優ロマン・デュリス。スタイリッシュで美女に弱い、若かりしルパンという大役をチャーミングに演じ、新解釈の映画にふさわしい瑞々しい新時代のルパン像を作り上げた。ルパンを誘惑するカリオストロ伯爵夫人には、「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス。気品と、邪悪さを併せ持つ類まれな美貌は、もっとも恐ろしい武器に見える。ルパンと恋におち、妻となる情熱をうちに秘めた従妹クラリスを演じるのはエヴァ・グリーン。「ドリーマーズ」でベルトルッチ監督に見出され、アルマーニの広告に起用され、巨匠たちのミューズとして君臨している。敵か、味方か、ルパンの父の惨死の鍵を握る謎の男ボーマニャンには、「王妃マルゴ」などパトリス・シェロー秘蔵っ子として確かな演技力で知られるパスカル・グレゴリー。監督は、「ルーブルの怪人」のジャン=ポール・サロメ、衣装は「シラノ・ド・ベルジュラック」でセザール賞受賞のピエール=ジャン・ラロック、編集は、「レオン」でセザール賞ノミネートのシルビー・ランドラ、音楽は「愛しすぎて/詩人の妻」のデビー・ワイズマン、主題歌を歌うのは「ベルヴィル・ランデブー」のMこと、マチュー・シュディッド、美術は「堕ちてゆく女」のフランソワーズ・デュペルテュイ。フランス映画界を代表する才能が結集した。
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