名不synchroniz

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詳細 2019年1月30日 16:55更新: 名不synchroniz(ナフシンクロナイズ)／ＭＣ.ラッパー.放言者.語り手...

１９８１年生まれ。京都在住。
１９９６年からPIPE(パイプ)と名乗りラッパーとして活動を開始。
２００３年、自身の音楽の在り方を見つめ直すべく、ソロ活動へと移行する。
その後、５年間の活動での、自問自答、挫折、衰退、成長を繰り返す中で
垣間見た「やるべきこと」
全く新たな自分、表現者としての道程を行くきっかけとして
２００８年初頭、それまで名乗ってきたPIPEという名前を、

「名不synchroniz」と改める。

表現者を志した始まりの時から舞台に立ち、歌い、音楽にまみれて
過ごした時間の中での様々な土地での様々な出会い、
馴れ合うことなく切磋琢磨できる仲間の存在などから得た
音楽に身を置いているからこその得難い経験が
現在も名不synchronizが放つ言葉を洗練し続けている。

彼が表現するその世界は、
日本語という言語の可能性を純粋に見据え、
ひたすらに真っ直ぐな人間でいたいという信念から発せられる
日々の悲しみや苦しみと向き合うための「希望」に満ち溢れている。
その愚直なまでに言葉に頼る彼が歌うからこその
当たり前のような飾らない言葉は一見して
単なる「きれいごと」のようであるが、
それを見る者、聴く者には全くそうは映らない。
彼の表現力、その心が描く詩的世界観は
森羅万象への感謝、途方もないほどの「優しさ」が滲み出ており、
時に心地良くすらある「切なさ」が渦巻いている。
また、人に対する裏切り、人の想いに応えないことが自らを偽り、
全てを濁らせる恥じるべきことと、
傷ついて知る「弱さ」の先に生まれる
信じる「強さ」が真実だと教えようとしている。

そういった彼の紡ぐ言葉と奏でられる音楽は、
ヒップホップというジャンルに捕らわれず、
アンビエント、エレクトロニカ等が使われ、
その声や姿の証人となる者が淡く心象的スケッチを描き、
迷いや恐れ、虚勢や疑心をそっとほどいていくような
安らぎと情熱をもたらしてくれる。

そして
２００９年１月１４日には
自身初となるＣＤ音源、
１st album「ヒビノネイロ」をインディーズレーベル、
6J1M RECORDSから名不synchroniz名義で全国リリースをした。
全１３トラック収録の「ヒビノネイロ」、
featアーティストにはレーベルメイトであり、
同志でもある、志磨参兄弟からアグラ神楽(トラック１２)、
同じく志磨参兄弟からDJ SHINCAR(トラック７.１０)、
京都若手ラッパーからR.D.O(トラック７)が参加している。

この「ヒビノネイロ」に届いたライナーノーツの１部
(以下、ヒビノネイロ宣伝フライヤーより抜粋。)

■
多くのラッパーが、シンガーが彼の「陽」の詩的世界感に共鳴、嫉妬する
ソコにあるものを聞くだけではものたりない。感じてください。

アグラ神楽(志磨参兄弟)

■
リリースおめでとうございます!!
優しいんですよねー、奏でられてる音とか言葉の発し方とか、
アルバムの空間の中のあらゆるものが。
作品への愛を感じました。切ながりの俺は好きっス!
YOKOIビーツもチェキッ!!

神門(半袖バイブスレコード)

■
レペゼン京都同世代の数少ない生き残り。
９８年頃に俺等がやられたアンダーグラウンドヒップホップ匂プンプン。
ラップのスキルは積み重ねた年月が証明！
Pipe 改め名不-Synchroniz こっからが再起動！！

DJ LEAD(R-RATED)

といったメッセージが寄せられており、
ここでは紹介しきれなかったものも含め、
やはり名不synchronizの音楽、詩には人を惹きつける「何か」がある。

それは優しさなのか、希望なのか、誰もそれを決めることはできない。
それは彼の言葉を受け取る人間それぞれの自由だから

ただ１つだけ明確なことは
誰もが彼の言葉に真実を垣間見て、
自分と向き合おうとするということ。

放つ者が込める意味

聴く者が捉える意味

両者が様々に入り交じり合う景色は
誰もが憧れ誰もが忘れがちな現代で
一際それを追い求め自分を紡ぎながら作り出す
唯一無二の世界に眩いほどの存在感で舞台に立つ
当たり前のように生きていくための「呼吸」をするように…

名不synchronizとはそういうアーティストである。

http://www.myspace.com/nafusynchroniz