ケビン・ガーネットは高校を卒業後、大学には行かずにいきなりNBAに入るといういわゆる高卒ルーキーと呼ばれる選手の中で近年最も成功した選手の一人だ。
彼のポジションはスモールフォワードである。(現在は、パワーフォワード)しかし、スモールフォワードの平均的な身長といえば2mぐらいなのだが、ガーネットの身長は公称211cm というセンターの選手と対等の身長をしている。当然マッチアップする選手は自分より背の低い選手がほとんどだ。身長はバスケットボールをするうえで、最も重要な才能と言われているように、バスケットにおいてこれほど有利なことはない。
そして、その身長を活かしたプレイに加え彼の瞬発力とスピードも素晴らしい。あの身長ながら、ガードの選手に匹敵するスピードを併せ持つ。さらにはダメ押しとしてシュートレンジも相当な広さを誇る。彼はセンター並の身長を持ち、さらにガードに匹敵するスピードを持つNBAでNo.1のオールラウンダーであると私は思う。