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光線力学療法

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詳細 2020年9月10日 02:17更新

大学、大学院などで光線力学療法(PDT)を
勉強しておられる方、
興味のある方、
是非ご参加下さいぴかぴか(新しい)

光線力学療法に応用可能な機能性物質、
光増感剤などを開発しておられる方、
実際に治療を行っているお医者様、
治療を受けられたことのある方、
また興味のある方、
情報交換の場として使っていただけたら
光栄です電球


光線力学療法とは…

がんの治療には近年、外科手術、化学療法、放射線治療などを巧みに組み合わせて治療効果の向上を図ってきたが、より治療効果の高い、新たな治療法が望まれている。
 この要請に応える治療法の一つとして、近年、光線力学的治療(PDT:photodynamic therapy)が注目されている。この方法は、正常細胞より癌細胞に吸収され易く、かつ、光吸収により活性酸素を発生し癌細胞を死滅させる作用を有する腫瘍親和性光感受性物質を、静脈注射により患者に投与し、この増感剤に吸収されやすい波長のレーザー光を照射して癌細胞を死滅させるものである。PDTは、従来の癌治療法との併用あるいは代替により、初期の表在性がん、例えば肺がん、食道がん、胃がん、子宮がんなどに対して治療効果があることが判明しており、正常細胞の障害を最小限に抑えてがん細胞を破壊でき、治療後の臓器などの機能保持が可能で、治療後の生活の質が保たれる、必要に応じて再治療が可能、体力の衰えた患者にも適用できるなどの特徴を有する。

その具体的なメカニズムは、まず癌患者に腫瘍集積性のある光増感剤を投与し、光増感剤をほとんどの組織に運搬させる。腫瘍組織では正常組織に比べて光増感剤濃度は高くなり、投与後24〜72時間で腫瘍組織と正常組織における光増感剤濃度の差は最大となる。このときに、腫瘍細胞に光を照射すると光増感剤が光励起一重項状態に遷移し、その後にある確率で光励起三重項状態に遷移する。光励起三重項状態に遷移したものは活性酸素を生成し、非常に強い酸化力やラジカル反応により、細胞成分を酸化し、腫瘍細胞を傷害しアポトーシスを誘発する。この手順でかなり選択的に癌細胞を破壊することができる。

効果的なPDTを行うにはいくつかの必要条件がある。
もっとも望ましい光増感剤は光未照射状態において無毒でなければならない。
O2への効果的な蛍光共鳴エネルギー移動をしなければならない。
体内から容易に排出されなければならない。
水溶性でなければならない。
現時点で理想的とされたPhotofrinのような光増感剤においても重大な欠点がある。
それは低い水溶性、低い腫瘍細胞選択性、皮膚光毒性と不安定性。さらにまた、それらの励起波長は、深い組織侵入のために最適とは言えない。

そこで我々はこれらの難題をクリアして理想的な
PDT用機能性物質を開発するべく、研究を進める。

<キーワード>
一重項酸素、ローズベンガル、クロリン、
ポルフィルン、量子ドット、ペプチド、

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カテゴリ
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