高屋奈月先生原作の「フルーツバスケット」3巻146Pから語られるお話。
紅葉の言うまま書きましょう。じゃないとフルーツバスケットの感じが消えちゃうかもしれないので。
〜バカな旅人〜
バカな旅人が旅をしてる。どうバカっていうとすぐに騙されちゃうの。街の人達にすぐに騙されちゃうの。
その度にお金や服やクツを騙されちゃうの。
でも旅人はバカだから
「これで助かります」
って街の人のウソにもポロポロポロポロ涙をこぼすの
「お幸せにお幸せに」
っていうの。
でも、とうとう素っ裸になっちゃって
さすがに旅人も恥ずかしくて森の中を旅する事にしの。
そしたら今度は森に住む魔物達に出会うの。
魔物達は旅人の体が食べたくて、言葉たくみに騙していくの。
もちろん旅人は騙されて足を一本、腕を一本あげちゃうの。結局旅人は頭だけになっちゃって最後の魔物には目をあげたの。
その魔物はバリバリ目を食べながら
「ありがとう。お礼に贈り物をあげます」
って置いてくの。
でも、それはウソで贈り物は
「バカ」
と書かれた紙一枚。
でも旅人はポロポロ泣くの。
「ありがとうありがとう。初めての贈り物だ。嬉しい、嬉しい。ありがとうありがとう」
もうない目からポロポロポロポロ涙をこぼすの。
そして旅人はそのままポックリ死んでしまいましたとさ。
バカな旅人を聞いた後のもみっちの言葉に涙したとゆーそこのあなた!!その後の話が気になるあなた!!の為にその後の会話を少し引用します。名言なんです。
「ボクはその中で目をとじて旅人の事を考えてみた。騙されて頭だけになって、ありがとうと泣いた旅人の事を考えてみた。そして思ったんだ・・・。ああ、なんて愛しいんだろう・・・・・・・・って」
名言コミュとかにありそうですがこの話、これからのフルーツバスケットにとてつもく重要なお話だと思ったので単独で作らせて頂ました。
同感できる方、フルーツバスケット全てを愛してる方、是非是非お越しください。
※本当はその後の話をもう少し書きたいのですが長くなるので控えます・・・すいません;
※トピは似たようなのがないか確認の上お立てくださいまし。