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入菩提行論

入菩提行論

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詳細 2023年11月29日 21:48更新

サンスクリット語版はボーディチャリヤーヴァターラ(入菩提行論)

チベット語版はボーディサットヴァチャリヤーヴァターラ(入菩薩行論)

インドの大成就者シャーンティデーヴァ(寂天)の著。
個人的には、仏教における最高の論書だと思います。

チベット仏教では重要視されますが、日本ではいまひとつメジャーではありません。しかしその内容に触れた人々は、深い感動を得る方が多いです。
そのような思いをシェアし、より深く理解を深めていこうというコミュニティです。

トピックはご自由にお立てください。


日本語訳では、平楽寺書店から出ている、金倉博士が訳したものが一番いいと思います。現在は絶版ですが、書店によってはまだ置いているところもあります。

各章ごとにトピックを立てますが、そこに載せるのは、私が個人的に、金倉博士や中村元博士の訳等を参考にまとめたものです。ですから私個人の解釈も入った訳であることをお断りしておきます。

各章のトピックには、皆様の見解、感想、質問など、ご自由にお書きください。

もちろん、トピックも自由に立てていただいて結構です。


全編における解説を以前に日記にまとめましたので、興味のある方はこちらも参考にされてください。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=228410106&owner_id=535251

上記の内容をまとめた冊子「菩薩の生き方」もあります。希望者はメールでご連絡ください。




 以下のアドレスをクリックすると、入菩提行論の朗読を聴くことができます。

 つたない朗読ですが、よろしければ日々の教学や、自分を修行に奮い立たせたいときなどに、お役立て下さい。
      第3章 菩提心を受け保つこと (7MB)
      http://www.yoga-kailas.com/audio/BCV_3.mp3

      第4章 菩提心の不放逸 (12MB)
      http://www.yoga-kailas.com/audio/BCV_4.mp3

      第5章 正智の守護 (35MB)
      http://www.yoga-kailas.com/audio/BCV_5.mp3

      第6章 忍辱の完成 (29MB)
      http://www.yoga-kailas.com/audio/BCV_6.mp3




私は、私自身を、勝者とブッダの子とに残り無くささげる。衆生の最高者たちよ。私を受け入れたまえ。私は熱烈なバクティ(信愛)をもって、あなた方の召使となる。

あなた方に受け入れられれば、それによって私は恐れるところ無く、輪廻界において衆生のためになることを行なう。
そして以前作った悪に打ち勝ち、重ねて他の悪を行なわない。


(第2章より)




汝が自己の利益を追求している間に、無量のカルパが過ぎ去った。その大きな骨折りによって、汝はただ苦しみだけを得た。

そこで、私の懇請にしたがって、汝は遅疑なく、それ(利他行)のために身をささげよ。それが後に有利となることを、汝は見るであろう。なぜなら、ムニ(聖者)の言葉は確かであるから。

もし過去に汝によってこの(利他の)行為がなされたならば、仏陀としての至上の安楽に達したであろう事はもちろん、かかる(惨めな)状態は現われなかったであろう。

それゆえ、無関係の赤白二滴において、汝が自我意識を構成したように、それを他人においても認識せよ。

他人のために密偵となれよ。そして、この身に何でも(有用と)認めたものがあれば、その一つ一つを取り出して、他人のためになることを行なえ。


(第8章より)





自我を楽から振り放せよ。そして他人の苦しみに当たらせよ。
「この者がいつ何をなすか」と、この者の欺瞞を省察せよ。

他人によってなされた過失までも、この者の頭上に落ちさせよ。この者の過失は、わずかであっても、マハーム二(大聖者)の前に明らかにせよ。

他人の大きな名声を称えて、この者の名声を曇らせよ。卑しい奴隷のように、衆生の用にこの者を供えよ。

この者は過失に満ちている。だから偶発的なわずかの徳でほめるに値しない。この者の徳を誰も認識しないようになすべきである。

要するに、自我のために汝が他人を害した――その害悪の一つ一つを、衆生を利益するために、自我にこうむらせよ。

この者に饒舌【じょうぜつ】となるような力を与えるな。恥じらい深く、臆病に、内気に、花嫁のような状態にあらしむべきである。

「かようになせ、かく振舞え、これをなすな」と、かようにこの者を汝の支配下に置くべきである。そして命令に背くときは、罰すべきである。


(第8章より)

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開設日
2007年6月11日

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カテゴリ
学問、研究