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「沖縄の島守」を読む

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詳細 2024年4月7日 16:06更新

 沖縄戦を前に前任者が本土に戻ってしまった(逃亡との説が有力)ため、内務省の人選により死を覚悟して沖縄に赴任し、職に殉じた戦前最後の沖縄県知事・島田叡氏の時系列行動メモ&整理帳。

 田村洋三さん「沖縄の島守」(中央公論新社刊)の記述を中心に、当時の知事の状況を時系列で追体験する。

 
 島田知事は、
 ・住民の疎開と危険回避
 ・危険を犯して自らが海を渡った食糧空輸
 ・軍司令部との交渉
 ・壕の中で行った行政
 ・酒や歌舞の許可
など、死を覚悟させられた県民への仁政と人間味あふれる行動のすえ、沖縄戦終結ごろに摩文仁の丘で殉職した。草木1本にまで県土に責任を持った最後の沖縄県知事として、戦後の沖縄県民に偲ばれた。

 神戸市須磨区出身。神戸二中(現・兵庫高校)、三高、東大卒。大阪府総務部長時に内務省から打診を受ける。「自分が行かなければ、誰かが行って死ななければならない」と、自らの判断で妻子を残し、沖縄に。戦中戦後、沖縄で慕われた数少ない本土出身者。

 現在、平和祈念公園の一角「島守の塔」に、島田叡と、島田と行動を共にして殉職した荒井退造沖縄県警察部長が顕彰されている。
 
 
※2007/5/15「本土復帰35年」から記録を開始する。
 
参考文献は、田村洋三「沖縄の島守」(中央公論新社)、浦崎純「消えた沖縄県」(沖縄時事出版社=廃刊)、同「沖縄の玉砕」、山川泰邦「秘録沖縄戦記」(読売新聞社=最近復刻)、その他証言など。

    

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カテゴリ
学問、研究