トップ画像はメキシコ的な美にあふれた、オルガ・コスタの「果物売りのおんな」。
(メキシコ近・現代美術の流れを整然とたどっていくという趣旨が、下記のように意識されていましたが、どうも易きにはしるようで、時事的なテーマを追いかけているような状態で、いささか恐縮しています。じじつ、語るにあたいするような美術ニュースはいろいろあって、じつは正確に追いかけていくのもつらいところなのですが、なるべく期待にはずれないようにしていこうという志だけはたもっているつもりですので、あしからず))
先スペイン期もふくめ、メキシコ美術はオリジナリティにはぐくまれて発展・成長をとげてきた。
とりわけ二十世紀前半においては、美術と社会とのかかわりを糺すような壁画運動をはじめ、芸術家の社会参加が注目を浴びた。
それはひとつのメルクマールとしては画期的なことではあった。
しかし、画家ないし芸術家一般がかくも容易に社会にむかってアイデンティファイしえないのも事実であり、後の世代が(社会的)壁画運動に反撥・侮蔑を感じたのもこれまた当然であった。
二十世紀のメキシコは国際的にひとつの亡命地という性格を得て、刺戟にとんだ出会いが交わされた土地にもなりえた。
しかも限定的にしか存在しないとはいえ、知識人・文人のなかからも、あたらしい創造的なアートへの支持が高まり、またその土壌も肥沃化するにいたった。
メキシコの現代美術はすぐれた水準を達成しているといっていい。
にもかかわらず、やはり歴史的にもいえることだが、国内よりも海外での評価にすぐれた画家が多いのはやむえないかもしれない。
このコミュはすこしでもそんなメキシコ現代美術の状況に近づいていくのを目的にする。
現代メキシコアートの主要アーティスト・リスト
Arnold Belkin (Canada, 1930-1992)
Lilia Carillo ( 1930-1974)
Alberto Castro Lenero (1951- )
Francisco Castro Lenero (1954- )
Rafael Cauduro (1950- )
Francisco Corzas (1936-1983)
Jose Luis Cuevas (1934- )
Enrique Echeverria (1923-1972)
Felipe Ehrenberg (1943- )
Helen Escobedo (1934- )
Xavier Esqueda (1943- )
Manuel Felguerez (1928- )
Julio Galan (1959-2006)
Fernando Garcia Ponce (1933-1987)
Gunther Gerzso(1915-2000)
Alberto Gironella (1929-1999)
Enrique Guzman (1952-1994)
Hector Xavier (1921-1994)
Sergio Hernandez (1957- )
Oliverio Hinojosa (1953- )
Gabriel Macotela (1954- )
Rocio Maldonado (1951- )
Javier Marin (1962- )
Brian Nissen(inglaterra, 1939- )
Irma Palacios (1943- )
Arturo Rivera (1945- )
Vicente Rojo (Espana, 1932- )
Sebastian (1947- )
Juan Soriano (1920-2006)
Francisco Toledo (1940- )
German Venegas (1959- )
Valady ( Rusia, 1920-2005)
Nahum Zenil (1947- )
(今さら言うまでもないですが、自己紹介もふくめ、トピ立てはご自由にどうぞ)