- 詳細 2018年2月14日 18:07更新
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ナカナカナンケナカナンケ、メイさんこと高橋明さんが大好きな人この”指”止まれ。ざまあみやがれ！極楽浄土だ！
高橋明（たかはしあきら）
1934年5月1日生。京都府京都市出身。
六男一女の長男。51年、立命館高校中退。55年10月、日活に入社。端役で『嵐を呼ぶ男』57などに出演し、鈴木清順監督の『春婦伝』65で衛兵司令を演じて以来、脇役として台頭し、小沢啓一監督『無頼 人斬り五郎』68、松尾昭典監督『代紋 男で死にたい』69、澤田幸弘監督『反逆のメロディー』70、『関東幹部会』71などのニュー・アクションに数多く出演する。日活がロマン・ポルノに転向後は、曽根中生監督『らしゃめんお万 彼岸花は散った』72に準主役で登場して注目を集め、神代辰巳監督『一条さゆり 濡れた欲情』72、『恋人たちは濡れた』73、田中登監督『昼下がりの情事 変身』『マル秘女郎責め地獄』、小沢監督『さいはての情事』、澤田監督『濡れた荒野を走れ』73などに主演格で女優陣の相手役をつとめ、暴力的場面に精彩を放つ一方、子供を背にネンネコ姿のヒモを演ずる飄々たる味も見せ、ユニークな存在となる。また神代監督の『濡れた欲情』に使われた”ナカナカナンケ…”の歌詞を作るなどの才人ぶりも見せた。その後も、とくに師事したという監督では神代の『濡れた欲情 特出し21人』『四畳半襖の裏張り しのび肌』74、『黒薔薇昇天』75、『赤い髪の女』79、『少女娼婦 けものみち』『快楽学園 禁じられた遊び』80、『美加マドカ 指を濡らす女』84、西村昭五郎の『秘本乱れ雲』74、『わななき』75、『団鬼六 縄化粧』78、『宇能鴻一郎の濡れて開く』79、澤田の『暴行！』76、『俺たちに墓はない』79（東映セントラルフィルム作品）、『レイプハンター 狙われた女』80などのほか、『奴隷妻』76、『横須賀男狩り 少女悦楽』77、『さすらいの恋人 眩暈』78、『女生徒』『もっとしなやかに もっとしたたかに』『十八歳、海へ』79、『団鬼六 少女縛り絵図』80、『キャバレー日記』82、『発禁 秘画の女』『女猫』83など、のちに一般映画で活躍することになる監督たちの作品を含めた習作・話題作であるロマン・ポルノ作品に多数出演した。この間、81年ににっかつを退社して以降は、88年に終焉を迎えるロマン・ポルノ出演と並行して、崔洋一監督『十階のモスキート』、川島透監督『竜二』83ほかの一般映画で助演していく。近作には西村監督『これがシノギや！』、細野辰興監督『大阪極道戦争 しのいだれ』94などがあり、映画撮影中のスタジオを舞台とした怪談映画である中田秀夫監督『女優霊』96では古株の映写技師にふんし、そこで長く働いた物が肌でつかんだ撮影所の妖しさを醸し出している。（キネマ旬報社『日本映画人名事典・男優篇』より引用）
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