本社ぐるみ・本社主導による悪質な違法取立行為が広範囲で行われていた、消費者ローン・三和ファイナンス。
2007年4月、金融庁から極めて異例となる長期間の業務停止処分を受けた三和ファイナンスの構造的問題にメスを入れていきます。
三和ファイナンスの体質に疑問をもっている社員、元社員、利用者…集まれ。
三和ファイナンスに業務停止命令=全店で43日、最長66日も−金融庁
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これでいいのか、三和ファイナンス。
三和ファイナンス株式会社(さんわふぁいなんす、Sanwa Finance Co., Ltd.)は、日本の消費者金融業者。 本社は東京都新宿区。
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 〒160-0023
東京都新宿区西新宿8-2-33
設立 1973年
業種 その他金融業
事業内容 消費者金融業、ホテル業
元代表者 山田紘一郎、小和田克人(元代表取締役社長)
現代表者 千葉信育(現代表取締役社長)
資本金 1,020百万円(2004年度)
資本金 10億2,000万円
売上高 44,010百万円(2003年度)
売上高 459億8,300万円(2004年12月期)
従業員数 1,006名 (2004年度)
従業員数 199名
主要株主 有限会社ラディカル 100%
1972年に創業。
2006年時点で日本国内に400以上の支店を持つ準大手企業であった。
また大韓民国においては、同社の現地法人が業界第2位のシェアを有する。
2007年4月4日、違法な取り立てを行うマニュアルを作成し、債権者の家族に借金の肩代わりを強要したり、親族の家にまで押しかけるなどの貸金業規制法違反により、金融庁から全店舗を対象に4月23日から最長6月27日まで、返済受付以外の全業務停止を命じられた。
2008年5月16日、埼玉県の大宮西口支店で支店長自らが、2007年11月に脅迫や立て続けに電話するなどの社内規定に違反する取立てを行うなど、現場の監督が十分に行われていなかったことから、関東財務局長から同店舗について5日間の業務停止命令と業務改善命令を受けた
2008年9月12日、三和ファイナンス(株)(資本金10億2000万円、新宿区西新宿8-2-33、小和田克人社長、従業員500名)は過払金返還請求権を有する債権者から、東京地方裁判所に対し、過払金返還請求権を請求債権として破産を申し立てられた。
申請代理人は宇都宮健児弁護士など165名。
首都圏を中心に全国で約400店舗を擁し、キャラクターを使用した積極的な鉄道の車内広告やテレビ・ラジオのコマーシャルにより、一般消費者を対象に小口の融資を手がけ、2004年(平成16年)12月期の年収入高は、約459億8300万円を計上していた。
しかし、改正貸金業法の成立に伴っていわゆるグレー金利問題が持ち上がり、利用者数が減少。2007年4月には、金融庁が複数の店舗での違法な取り立てなど全社的に法令順守意識が欠如していたとして、全店舗に対して43日〜66日間の業務停止を命令していた。その後、大幅な人員削減や店舗の閉鎖、創業社長の交代などリストラを進めていた。
破産を申し立てた弁護団によると、請求債権の総額は約3億2,000万円であり(弁護団に関係しない顧客に対し支払義務を負う過払金も含めれば、これよりはるかに多額に上る。)、同社は、2008年2月頃より、賠償を命じる判決や裁判上の和解も無視し、支払を拒否していた。
2008年9月17日、かざかファイナンスが三和ファイナンスの全株式を取得した。
2008年10月2日、三和ファイナンスはかざかファイナンスからの支援を受けて、東京地方裁判所に対し、破産申立ての請求債権だけでなく他の顧客に対する過払金全額の返還を約し、さらに弁護団へ請求債権の全額約3億5000万円を支払ったため、その後弁護団は破産申立てを取り下げた。
しかしながら、破産申立てが取り下げられると間もなく、同社は裁判所に対する約束を反故にし、過払金の支払拒否を再開している。
2008年10月31日に、商号を三和ファイナンス株式会社から株式会社SFコーポレーションに変更し、同時に株式会社イッコーとの間で借り換えに関して業務提携。
代表取締役社長の千葉信育は、イッコーの取締役副社長でもある。
新宿にある飛鳥ホテル、福島県いわき市にある田人カントリー倶楽部、北海道長万部町にある二股らぢうむ温泉(二股ラヂウム温泉)なども同社または関連企業が運営している。
「ビーンズ君」と呼ばれるイメージキャラクターがおり、日韓両国の広告に登場している。 デザインは株式会社先駆舎(当時は株式会社ネイキッド)のイラストレーター、額賀剛治が手掛けた。
なお、あたかも旧三和銀行系の会社と間違われやすいが全く関係はない。独立系のただのサラ金である。
(フリー百科事典「Wikipedia」より)