今から8年程前、既に消滅したイタリア自動車メーカー、O.S.C.Aの商標を手に入れた日本の会社シィアックが企画し、カーデザインを元ZAGATOのエルコーレ・スパーダが、エンジンをWRCワークスのSTiが、シャシーを元ABARTHのマリオ・コルッチが担当。それらをトゥーリングがまとめるという超豪華メンバーで作られることとなった「オスカ ドロモス」
懐古趣味に基かないスタイリングでありながら芸術的かつ躍動的なボディを纏い、ミドシップマウントされた2.5L水平対抗4気筒エンジンが後輪を駆動する。ホイール、シフトノブ、シートベルトといった小物に至るまで全てがデザインされており、単なる軽量小型2座スポーツカーといった域を遥かに超えたイタリアン・エキゾチックカーが誕生・・するはずでした。
途中、様々な問題が発生しており、計画は頓挫。夢で終わるかに見えたオスカ再生プロジェクトでしたが、昨年、デザインを担当したエルコーレ・スパーダ氏自らが復活させる計画をスタート。果たしてこのドリームカーは誕生することになるのでしょうか?
いっそのこと、スバルが生産も全てバックアップして作ればいいのに・・と思うのですが・・。2007年はアバルトも本格的に復活、活動をトリノで再開するとのこと。素晴らしい年になりますように。