古代文字図鑑
中国3500年前、文化風習から生まれた金文・甲骨文字。現在使われている漢字の原型を紹介。文字発見は19世紀最後の1899年。
秦の始皇帝が文字統一を行う以前、殷時代の金文・甲骨文字を合わせて古代文字と呼んでいます。
「甲骨文字」・亀甲(腹部)牛鹿の肩甲骨に神に問う事柄を刻み、裏に穴を幾つも刻み灼熱した棒を当て、ひび割れから吉凶を占い国事を決め、結果を刻んだ卜占文字。漢字「卜」はヒビの形。殷時代すでに墨はありましたが、未だ紙(書写材料105年)が無く川に亀が多く牛、鹿の肩甲骨の材料に恵まれていた。
「金文」・鋳型に彫り込み甲骨文字シャープに比べてポッタリとして柔らかい線。銘文、功績に賜った内容。発掘された青銅器は錆び色、元は金色。
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解字の参考資料は文字学者故白川静先生著書主流。