池波正太郎が「週刊朝日」に連載したロングセラーをドラマ化。当時NHKが水曜大型時代劇枠で1年間放送していたもので、その年の放送批評懇談会が選定するギャラクシー賞を受賞した。天正10年(1582)に織田信長によって武田軍が滅ぼされ、真田家は孤立し試練の時をむかえていた。謀略を駆使して真田家の興隆をはかり、あえて徳川に反逆する父・昌幸(丹波哲郎)。関が原の汚名をそそぐため、熱き血の命じるままに生きる弟・幸村(草刈正雄)。そして真田家の命脈を守るため、親子の縁を断ち、自ら険しい道を選んだ嫡男・信之(渡瀬恒彦)。真田親子の、耐えに耐えながら戦国時代を生き抜く苦悩と、情愛を描く。CGを駆使した忍者同士の戦いや真田丸を再現した映像も見どころのひとつ。