- 詳細 2023年4月18日 06:31更新
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国際弁護士のコミュニティ
□国際弁護士とは？
国際間の法律問題を扱い、その解決を専門とする弁護士のこと。
日本の企業と海外の企業の間で行われる商品売買取引から、資本・技術提携や、海外で起こされた裁判の支援活動、特許・商標・ソフトウェアライセンス交渉などのほか、外国人のビザ・入国許可の問題など仕事の範囲は実に広い。国際ビジネスに必要な法律について顧客にアドバイスしたり、相手先と英語で交渉し、契約書他の書類を英語で作成するのが主な仕事。
外国の法律や裁判制度にも精通している必要がある。
法律問題以外に、人種、国籍、宗教、商習慣、文化、言語などの違いに日々直面する点が、他の弁護士と大きく異なる点と言える。
国際企業の顧問弁護士として活躍する場合もある。
□国際弁護士になるには？
「国際弁護士」という特別な資格があるわけではない。
司法試験に合格して司法修習を終え、弁護士になることが前提。
国際法務に強い法律事務所に就職、事務所の援助でアメリカなどのロースクールに留学し、その国の司法試験を受けるという道や、直接、米英のロースクールに留学する道もある。
法律問題を外国語で議論できる語学力があるほうが良いが、まず英語の法律関連文書が読めること、次に英文ライティングができること、そして話せることの順になる。
米国や英国のトップクラスのロースクールに入るための英語力はTOEFLで最低600点、LSAT（Law School Admission Testの略。ロースクールが求める法律関係分野の学習適性を測るテスト）で高得点を取る必要があると言われている。
いずれにしても国際弁護士を志す人は早くから英語力を磨いておくことが必須となる。
