『金持ち父さん貧乏父さん』に代表されるように、資本主義社会において合法的な不労所得は推奨こそされ、非難されることはほとんどありません。誰の指図も受けず、生活の不安を抱えることなく毎日好きなことだけをやれる日々……たしかにそれはそれで素晴らしいことでしょう。
ですが、その裏ではあなたの不労所得を生み出すために誰かが汗水たらして労働しているのです。
「不労所得を得られる立場を苦労して得た。それの何が悪いのか?」という人も多いでしょう。ですが、不労所得を得るための努力は手放しに評価していいものなのでしょうか? 結果さえよければ全てよし、経過になどなんの価値も無い……そういう資本主義のルールに毒されすぎていませんか?
もし皆が皆、不労所得を夢見てアフィリエイトや投資に奔走したら、いったい誰がこの社会を支えるのでしょう? うまく不労所得を得られる立場になれた数%は勝ち組で、そうでない人間は負け組なのでしょうか? なにかおかしくありませんか?
たとえば、寝食を惜しんで仕事に従事しているお医者さん。不労所得を評価する人は「彼らは人間的に尊敬できるけど、身の処し方が下手だ」とでも言うのでしょうか? そうやってまじめに働くことを小バカにする人でも、金があるということで評価される……はたして良い社会と言えるのでしょうか?
このコミュでは労働の価値を再検討するとともに、昨今の「不労所得万歳!」という世相に疑問を持つ皆さんの参加をお待ちしております。
※株式やその他投資、アフィリエイトなどを、問題意識を持つための参考程度にやっている方は、なんの問題も無くご参加いただけます。
※年金(老齢、障害者など)は「保険」であり、かつてなら子供や家族などが支えるべき被扶養者である老人や障害者を国家全体で支えようというもので、不労所得とは別物だと考えます。
また、年金は(制度的に問題はあるにせよ)原則的に、義務さえ果たせば誰もがある一定の条件でもらうことが出来るものです。不労所得による搾取とは違いますね。
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