人魚伝説のモデルになったとも言われている、
ジュゴンとマナティーについて語り合いませう。
☆マナティーとジュゴンは海牛目と言う種類で草食の「哺乳動物」です。
現在、マナティー科3種とジュゴン科1種がいます。ジュゴンは太平洋西部とインド洋の暖かい海に住んでいて沖縄に住んでいるジュゴンは北限のジュゴンと言われています。見分け方としては丸いウチワみたいな尾ひれがマナティーでジュゴンはイルカの様な尾びれと成っています。
既に絶滅した仲間としてはステラーカイギュウがいます。ベーリング海で1741年に発見されましたが毛皮目的でラッコやオットセイを狩猟するための船団などに食料として捕獲されたりステラーカイギュウ自体も狩猟の目的となったため、わずか27年間で獲りつくされてしまった悲劇の海牛です。(発見当時の推定数は2000頭ほど) ジュゴンの仲間ですが寒い海に住み大きさは7m以上、重さは数トンと言われています。肉が柔らかく美味で保存もきいて革なども利用でき動きも遅いので格好の的となりました。
現時点でのマナティーの種類は以下の通りです。
・アメリカマナティー:フロリダからカリブ海、南アメリカ北岸
・アマゾンマナティー:アマゾン川流域
・アフリカマナティー:西アフリカの河川、沿岸(特にニジェール川)
(成獣で大きさ3〜4m、体重は400kg以上になります)
☆日本でマナティーとジュゴンに会える場所は?
(海外情報は各トピックなどを参照してください。あとコミュリンクも)
◎熱川バナナワニ園(静岡県)
・・・アマゾンマナティー1頭
URL:http://
備考:名前は不明ですがオスで推定年齢42歳とのこと
◎鳥羽水族館(三重県鳥羽市)
URL:http://
・・・アフリカマナティー
はるか(メス)とかなた(オス)
URL:http://
(10/19補足:オスとメスが逆に成っていましたので修正しました。
いままで間違った情報を掲載して申し訳ないです)
・・・ジュゴン
じゅんいち(オス)と、セレナ(メス)
URL:http://
備考:セレナが日本に来ることになった経緯については水槽の横でビデオが流れており現地の様子や幼い頃のセレナの姿も見ることができるので必見!また主食であるアマモの水槽も有るなど多角的にジュゴンについて知ることが出来ます。でも硬い感じもせず自然な展示なのが凄いところです。
◎新屋島水族館(香川県)
・・・アメリカマナティー
ベルグ(オス) 1992年入館 1989年ニュールンベルグ動物園生まれ
ニール(メス) 1994年入館 1992年ニュールンベルグ動物園生まれ
URL:http://
備考:メスのほうがぽっちゃりしていてオスは痩せ型とのこと
◎美ら海水族館・併設マナティー館(沖縄県)
・・・アメリカマナティー 計4頭
(1978年と1997年にメキシコより親善大使として寄贈されました)
ユカタン(オス・推定31歳) 1978年5月入館
マヤ (メス・推定22歳) 1997年5月入館
琉 (オス・推定20歳) 1997年5月入館
ユマ (メス・8歳) 2001年10月にユカタンとマヤの子として誕生
備考:マナティー館は海洋博記念公園内の無料施設で4頭のうち1頭は水族館で誕生。そのシーンはビデオが館内で流れていていつでも見ることが可能になっています。なおユマの前に2回の出産で3頭が生まれて最初の双子は短期間で死亡しましたが1990年4月に未熟児として生まれたユメコ(メス)は8歳まで生きました。
URL:http://
◎よみうりランド海水水族館マリンドーム(2000年11月5日閉館)
・・・アメリカマナティ
ジンセン(オス) 1988年7月12日入館
・・・アマゾンマナティ
マミー(メス) 1969年7月11日入館
備考:種類により前脚に爪が有る無しと言う違いなども比較確認できピラルクと一緒に飼育されているなどユニークな展示でしたが惜しまれつつ水族館は2000年に閉館。しかし閉館後もラッコ・マナティー館として一部分だけ見学することが出来ました。それも2002年2月28日で終了し、まもなく死亡のニュースが流れました。(ラッコ・マナティー館の頃には、かなり調子が悪かったらしく公開されていないことが多かったです)
また歴代のマナティーにはタロー(オス)とジロウ(メス)など3頭がいました。(当時の写真やメモが見つかれば説明などを確認できるはずですが現在不明)
※上記は全て2009年3月5日時点でのデータです。